2017-08-15

10月スタート!KBSのアイドル再生オーディション番組「ザ・ユニット」に、1日で350人の志願者が殺到



アイドル再生プロジェクト「ザ・ユニット」がいよいよ動き始めました。

KBS2が10月からの放送を確定した音楽芸能番組「アイドル再起動プロジェクト - ザ・ユニット」は、すでにデビューしながらも燻る元・現役アイドル全体を対象に、彼らの価値と可能性を再発見して、韓国の代表ユニットに再誕生させるチャンスを与える主旨のオーディション番組です。

オーディションを経て、最終的に男女10人ずつを選抜、両チームのアイドルプロジェクトグループを完成するというのがKBS側の製作方針です。

番組では参加者を8月2日から受け付け、一日に350人余りが応募したというほどに、放送前から熱い関心を集めています。(一般人は含まずにこの人数…一体、K-POP界にはどれほどのデビュー組が燻っているのでしょうか…)

「ザ・ユニット」にはすでに、元T-ARAのアルムが参加を表明しました。また、一部報道では、AOAのメンバーの誰かが、すでに出演者に選定されたとの話もあがっています。(韓国ファンはドラマーのユギョン、もしくはチャンミなどを予想しています)




KBSの「ザ・ユニット」のプログラムを通じて誕生することになるプロジェクトグループは、メンバーの専属契約期間を当初14ヶ月としていましたが、各プロダクション側の意見により、半分の7ヶ月に軽減されることが決定しました。

歌謡企画会社が加盟登録している社団法人韓国マネジメント連合の3つの音楽団体は最近、放送局がアイドルオーディション番組を制作してマネジメントまで進出するのは、エンターテインメント業界全体を独占しようとするメディア権力の横暴であるとして、積極的に反対するという内容の声明を発表しました。

こうした声明の背景として、Mnet「プロデュース101」シーズン2から誕生したグループ「WANNA-ONE」を、Mnetが来年12月までマネジメントをすることや、さらにKBSがアイドル回復プロジェクトのプログラムである「ザ・ユニット」を制作しながら、同時にマネジメントにも乗り出そうとしたことで、各企画会社との葛藤が起こったという経緯があります。




これらの音楽団体は「放送局のアイドルオーディション番組が歌謡界を生かすという意図とは異なり、中小企画会社を崩壊させる弊害を生むだろう」とし、「放送局がマネジメント事業に進出しないように続けて交渉していく計画だ」と明らかにしています。(NAVER芸能記事より概要)


一方で、こうした音楽団体の声明に対し、韓国のファンたちは冷ややかです。「もし、プデュがなければ、今ごろWANNA-ONEメンバーたちは相変わらず地下練習室に閉じ込められ、日の目を見ることはなかっただろう。そうした状況を打破してメンバーの魅力を引き出した番組側にむしろ感謝すべき」といった内容のコメントが大半を占めています。

「プロデュース101」の大成功をきっかけとし、今、韓国のアイドルマネジメント事情が大きな変化を迫られているようです。すでにMnetは「アイドル学校」を介して、放送局とバックの資本会社によるマネジメント事業に乗り出そうかという気配を見せています。

「アイドル学校」からは今年から来年にかけて、少なくとも3つの新人ガールズグループがデビューすると目されています。そして彼女たちは現在、どこの事務所にも属さないため、Mnetは気兼ねなくマネジメントすることが可能です。