「アイドル学校」の脱落した8人の生徒たちの今後について、私は大きな思い違いをしていたようです。
3日に放送されたMnet「アイドル学校」第4回では、番組始まって以来、初めての脱落者が出ました。彼女たちについては「退校」ということで、残念ながら今後、姿を見ることはないものと思っていました。
ところが、今日公開された「アイドル学校」5回の予告映像には、脱落したはずのスノウベイビーやホワイトミシェルの姿があり、合格組といっしょに楽しくゲームをするなどしていました。
私は一瞬「???」となり、すぐに事情を調べました。
すると、Mnet側は3日の放送の翌日に、報道資料を通じて次のようなコメントを出していたことがわかりました。
『(生徒は)投票順位により段階的に一般班に移り、トレーニングを受ける。一般班の学生たちは、来年上半期と下半期にデビューの機会を持つようになる。』
つまり、最初の脱落者の8人は、これで退校してお別れではなく、一般班で2018年のデビューのためのトレーニングを始めるということなのです。
こうなると、まるで話が違ってきます。まずは前記事で早とちりして、番組の在り方を責めたことをお詫びします。また、生徒たちは脱落して学校から追い出されるものではないことを強調し、訂正させていただきます。
以下は4日のYAHOO!ニュース(WoW! Korea)からです。
リアリティ番組「アイドル学校」側、脱落者8人について説明 「来年の再デビューに向けてトレーニング開始」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170804-00000023-wow-asent
ガールズグループの人材育成リアリティ番組Mnet「アイドル学校」が、全体プロジェクト計画を公開した。
「アイドル学校」放送終了と当時にデビューする学生は9人。11回の放送までに学生らは育成会員の投票に沿って脱落し、投票順位によって段階的に一般班に移されてトレーニングを受ける。
番組側は、すぐにデビューできなくても、夢のために継続して努力できるように他方面でのトレーニングを提供する一方、一般班の学生だけに合わせた放送と公演で育成会員らと会う機会を設ける。
多様な放送活動とイベントを経て、一般班の学生らは来年上半期と下半期、育成会員の選択によってデビューのチャンスを得る。「アイドル学校」が韓国アイドルの生態系の肯定的な未来のために企画されたテレビ番組以上のプロジェクトであるだけに、歌手の夢を抱いて入学する全学生は「アイドル学校」のシステムの中で段階別に成長、デビューすることができるのだ。
Mnetの関係者は「歌手の夢を育てる若者たちが選択することのできる、もう一つのプラットフォームになろうと企画された『アイドル学校』のプロジェクトを段階別に公開する」とし、「肯定的なプラットフォームを基盤に、実力のある国内外の制作会社および企画会社へ合わせたアーティストを連結させることで、発展した協業モデルを構築するのが目標」と明かした。
現時点でわかっていることから推察すると、おそらくMnet側にとって「アイドル学校」はその背後にある大きなプロジェクトの取っ掛かりであり、今後、「アイドル学校」が番組として終了してからも、Mnetというテレビ局、もしくはその資本のCJ E&Mをあげての一大プロジェクトが控えているとも考えられます。そうでなければ、「来年デビューさせる」とは明言できないでしょう。
だとすると、40人の生徒たちは「アイドル学校」で9名に選ばれなくても、CJ E&Mという巨大なバックの下で、いずれ必ず来るデビューのチャンスの日に向けてトレーニングを積めばいいとうことになります。
つまり、40名の生徒たちはすでに、難関を突破して選ばれた「40名」なのです。
イメージとしては、日本のフジテレビが扱った「アイドリング!!!」や、巨大グループAKB48のようになっていくのでしょうか?
「脱落班は来年の上半期と下半期にデビューのチャンスを得る」ということは、今年デビューの9人編成のグループと合わせて、少なくとも3つのガールズグループが誕生することになります。この在り方はあたかもハロプロのようです。
「アイドル学校」は少し引いた視点で、大きな視野で観た方がいいのかもしれません。これは何か、とんでもなく大きなプロジェクトの始まりなのかもしれません。
まだ憶測によるところが大きいですが、とにかく、再びスノウベイビーや、ホワイトミシェルの笑顔が見れてよかったです。