オーディション番組「ザ・ユニット」と「ミックスナイン」が、最終メンバーの選抜に向けて佳境に差し掛かっています。
KBS2「ザ・ユニット」とJTBC「ミックスナイン」は、番組開始直後にはその内容が大きく違ったものの、ここ最近の放送ではどちらもが、参加者の生き残りがかかるチーム対決に突入しています。この対決では参加者たちが、ポジション別などで数人ずつのチームを組み、グループバトルという形でパフォーマンスを競い合っています。
同時に個々のメンバーの実力や魅力も露になるという、サバイバルオーディションの定番コンテンツで、参加者たちはこれまで以上に、自らの力を発揮しようと励んでいます。
魅力的なステージがいくつもありましたが、特に印象に残ったのは、11月25日に放送された「ザ・ユニット」で、GFRIEND「時を走って」をカバーしたチームでした。楽曲の良さが根底にあるとは思いますが、この曲をパフォーマンスするメンバーたちからは強い思いが感じられ、胸に迫るものがありました。
この、グッとくる感覚はいつ以来だろう…と考えたら、多分、2016年の「PRODUCE101 Season1」の、このステージ以来だと思いました。
番組を面白くする要素として、編集や参加者の知名度などが取り沙汰されますが、結局最後は出演者がどれだけ本気かという熱意なのだと、「時を走って」のステージを観て、あらためて実感しました。「ザ・ユニット」のグループバトルでは、SISTAR ヒョリンとソユの高度なハモリを遜色なく再現した「Give it to me」のカバーチームも良かったです。
今後、増々グループバトルを軸に、2つのオーディション番組が熱を帯びて行きそうです。尚、「ミックスナイン」の最終9人のグループは、公式発表はないものの、一応「7ヶ月」の活動期間とされています。また、番組発の新グループのデビューは、2018年の4月という情報も一部で出ていました。
「ミックスナイン」でアリアナ・グランデをダンスカバーしたチームには、RGPソリとLOONAヒジンが参加。2人はいつもとは違うコンセプトで隠された魅力を披露しました。