最近、このブログでも多く取り上げるようになったSNH48グループ。
中国4000年の美少女キクちゃんこと、ジュ―・ジンイ―のソロや、K-POPユニットの7SENSESの曲を知ったことが興味を持つきっかけでした。しかしその後、さらに関連グループの楽曲を知り、いよいよ無視できない集団だと認識するに至りました。
SNH48グループは2016年にAKB48グループから独立して以降、音楽的にはK-POPなどを全面に取り入れた独自路線を展開しています。もちろん今も、かつてのAKB48的なムードの曲や、いわゆるC-POP的な楽曲も多くあります。しかし、それらとは別の新たな地平を切り開こうという意志が、グループの活動や声明から感じられます。
YouTube公式動画には運営側の、このようなコメントがつけられています。
『SNH48は単なる若い女の子のグループではなく、ただのアイドルのコンセプトでもありません。彼らは音楽のユニークなスタイルを持つ、アイドルの新世代の代表です』
これを読むと、韓国で言うならLOONAのような志向性を持つグループと言えそうな気がします。昨年、LOONAの所属事務所BlockberryCreativeは、SNH48を視察に中国行き、メンバーのリー・イートンに目をつけた(結果として香港のViViを選んだ)という、ほとんどウソとしか思えない話もネットにはありました。しかしそれも、あながちあり得ないことではないと思えてきました。それぐらい、SNH48の良い曲は洗練されています。
ここではそんなSNH48グループの多くの曲から、ごく一部を選んでご紹介します。
SNH48 7SENSES - Moonlight
SNH48のK-POPコンセプトのサブユニット「7SENSES」のオリジナル曲です。ジュ―・ジンイ―の「Yes or No」同様、韓国の有名プロデュースチームイダンヨプチャギ(Double Side Kick)が作曲・編曲を担当しています。この曲をもし韓国の人気ガールズグループが歌ったら、間違いなくヒットするだろうという良曲です。さすがのイダンヨプチャギクオリティです。
SNH48 - ブリリアントタイムズ [ダンスバージョン]
今回、もっとも知っていただきたかった曲です。中国人作曲家の作品ですが、かつてのようなC-POP特有の臭みはなく、どこまでも洗練された、アイドルというよりアーティスト向きの楽曲です。中近東風の音階が全曲を通した軸になっています。まるでLed Zeppelinのいくつかの楽曲のように、音階を表面ではなく曲の根幹として用いているのが、作品の質を高めています。
GNZ48 - 9 to 9
SMエンターテインメントのアーティストが歌いそうな、クールでスマートな楽曲です。特に、f(x)やアンバとルナなどが歌う姿が容易に目に浮かびます。先日、4時間で50曲に及ぶSNH48グループ金曲大賞をすべて観て、最も印象に残ったのがこの曲でした。
SNH48 7SENSES - Lollipop
MOMOLANDが次のカムバックで歌えば確実に売れそうです。作曲は「BBoom BBoom」と同じくシンサドンホレンイ。7SENSESは「M COUNTDOWN」などに出演すれば、一気に人気が出そうです。尚、7SENSESのバラード曲「Like A Diamond」もシンサドンホレンイが手がけています。
GNZ48 - I'm not your girl
まだ勉強中で詳しいことは言えませんが、GNZ48はSNH48グループの中でもこうしたタイプの曲が多いようです。「9 to 9」もGNZ48のオリジナル曲です。
SNH48 7SENSES - I Wanna Play
7SENSESが昨年末に行ったストリートライブの映像です。中国でもK-POPのように、こうしたfancam文化が根付き始めているようです。7SENSESのダンスのシンクロ率は極めて高いです。ガールズグループというより、ボーイズグループ水準かもしれません。
SNH48 - Don't Touch [MV公式バージョン]
2017年のSNH48グループ金曲大賞で1位に選ばれた曲です。何年もの間、ファンには親しまれた曲が、つい最近になって正式にM/Vリリースになりました。私自身も最初に惹かれたSNH48グループ関連の曲です。