LOVELYZがヒットメイカーのSweetuneと初タッグを組みました。
23日午後6時、LOVELYZは韓国の各音楽配信サイトを通じて4thミニアルバム「治癒」を発売しました。本作は昨年11月にリリースされた3rdミニアルバム「Fall in LOVELYZ」以来、5ヶ月ぶりのカムバックとなる作品です。アルバムは「治癒」というタイトル通り、日常に疲れた人々の傷ついた心を癒やすというコンセプトになっています。
新アルバム「治癒」は、いい意味で期待を裏切る、聴きなれたLOVELYZ楽曲とは雰囲気が違う曲が並んでいます。中でもアルバムの中間に位置する「微妙微妙」「Temptation」は、一聴してすぐにはLOVELYZとわからないほど。特にファンキーでキレのあるダンス曲「微妙微妙」は、LOVELYZの新境地を開く秀逸曲で、アルバムのベストトラックと言ってもいい出来栄えです。
またバラード曲「水彩画」をラストではなくひとつ前に置き、アップテンポの快活な8ビート曲「SHINING★STAR」で締めくくっているのも面白いところ。
KARAをスターダムに押し上げたSweetuneがタイトル曲をプロデュース
今回のアルバムで最大のポイントは、タイトル曲「あの日の君」を、KARAを始め多くのアーティストプロデュースでヒット曲を生み出した、作曲家集団Sweetuneが手がけたことでしょう。日本人好みの愛らしさを持つKARAとの相性抜群だったSweetuneは、同じく日本人が好きな可愛さを持つLOVELYZと、合わないはずがないと思っていました。
実際、それを裏付ける証拠もあります。それは2015年12月にテレビ放送された「シュガーマン」11回で、LOVELYZが過去のヒット曲「リップスティック濃く塗って」をカバーしたステージです。この時、ムード歌謡の原曲をリメイクして、現代的に作り変えたのが誰あろうSweetuneでした。
Sweetuneはもはや新たな創作と言っていいほどに原曲を再構築して、原曲にはない旋律やフレーズも大量に投入、魅力的な新曲に生まれ変わらせました。また、そのアレンジがLOVELYZのボーカルの声色やスタイルによく合っていました。
ちなみに、この時の対戦相手が、デビューして間もないTWICEでした。TWICEは勇敢な兄弟のリメイクで「大胆な女」をカバー、結果、LOVELYZチームに勝利しました。まだ、「CHEER UP」が出る数ヶ月前で、可愛い系よりカッコいいクール系だった頃のブレイク前夜の貴重な映像です。
Sweetuneは3年前の「シュガーマン」で見せたLOVELYZとの相性の良さを、新曲「あの日の君」でも実証しています。ユン・サン率いるONEPIECEとはまた違ったケミストリーを生んでおり、今後「LOVELYZ X Sweetune」というタッグからも、良い楽曲が生まれることを期待させられます。