今、中国のガールズグループが驚異的な進化を遂げています。
26日、中国版「PRODUCE101(創造101)」の第6回が公開されました。今回は番組で2度目となる、ファンを会場に招いて評価を受ける「現場評価」のステージが紹介されました。すでに多くの練習生が脱落する中、勝ち残った練習生たちによる、レベルの高いパフォーマンスが繰り広げられました。
出演者たちの顔見せ的な内容だった前回のコンテストから一転、「これが本当に中国のガールズグループ？」と、目と耳を疑うようなステージが続きました。全12チームのステージから、特に印象的だった4チームを選んでご紹介します。
一度目のコンテストで華麗なステージを披露して以来、ミギは今や「創造101」の顔的存在になっています。前回の放送で発表されたファン投票の結果では、ついに1位に上りつめたミギは、今回のステージでもグループのリーダーとして、華のあるダンスパフォーマンスで視聴者を魅了しました。その姿には貫録さえ漂い、今後も番組の顔として「創造101」の人気を牽引していきそうです。
最初のコンテストではキュートな清純系のステージで愛らしさを振り撒いたソニは、今回のステージではクールなガールクラッシュ系で、まったく違った魅力を発揮しました。カバーした楽曲は、黃子韜ことMC TAOの2017年のオリジナル曲「Promise」です。TAO自身が作詞・作曲したバラードを、よりダンサブルなアレンジで踊り、ソニの引き出しの多さを感じさせました。
ソニもすばらしいですが、TAOの曲が美しく、思わずオリジナルのMVを探して何度も見返してしまいました。TAOは優れたアーティストです。両方の映像をご紹介します。
いかにも中国のガールズグループというステージをひとつ。雑技団出身のメンバーが、曲の途中から宙吊りになり、空中でクルクル回って会場やメンターたちを湧かせました。こうしたパフォーマンスは「創造101」ならではのもの。あまりに印象的なためか、韓国の「PRODUCE48」フォーラムでも話題になっていました。（カバー曲はブルーノ・マーズ「Marry you」）
そして今回、最も強烈なインパクトを残したのが、台湾のキンバリー・チェン率いるボーカルチームのパフォーマンス。あまりに圧倒的で完璧なボーカルラインに、聴いていて思わず目が潤むほどでした。これはもう、アジアというより世界レベルの歌唱です。
もし、K-POPでこれに対抗するなら、Ailee、ヒョリン、ソルジ、ソラなどを総動員しなければならないかもしれません。しかもこのキンバリーチームは、現場評価のための一時的なチームに過ぎないのです。
番組の最後には、19日に開催された「創造101」スペシャルイベントのステージの様子が紹介されました。ミギを中心としたグループがテーマ曲の中国版「Pick Me」などを歌っています。会場にはミギのスローガンを手にしたファンがあふれています。
5月24日付の投票順位です。ミギは前回と変わらず1位をキープ、ポイントがプラスされています。また、ソニも3位につけています。キンバリー・チェンと共に感動的なボーカルを聴かせた李紫婷は6位です。
「創造101」No.6 フルバージョン
… このチームのボーカルも充実しています。「PRODUCE101 Season1」でセジョン、チェギョンなどがZION.Tをカバーしたチームを思い出します。