2018-07-19

Apink、奇跡の大復活を遂げる…生まれ変わった新曲「I'm So Sick」で音楽番組5冠達成、MVのYouTube再生回数が2週間で2400万回突破


生まれ変わったApinkが再び、不死鳥のような輝きを見せています。

Apinkは今月2日、7thミニアルバム「ONE&SIX」をリリースし、新曲「I'm So Sick(1つもない)」で活発なカムバック活動を繰り広げました。

この新曲が殊の外大好評で、音楽番組で5冠を達成したばかりでなく、MVのYouTube再生回数が公開から2週間で2400万回を突破。さらに、米ビルボードもApinkの新たなコンセプトと音楽を絶賛しています。

新曲「I'm So Sick」のApinkは、デビュー以来続けた「清純・愛らしさ」のコンセプトを一新。初めて大人びた「ガールクラッシュ」にも近いスタイルに挑んでいます。Apinkと言えば「清純」の代名詞的な存在だっただけに、今回のコンセプトチェンジは、グループの根幹を覆すような、思い切った試みでした。





「I'm So Sick」を歌うApinkのステージには、かつてのようなにこやかで爽やかな姿はなく、完全に楽曲の世界観に投入した、別のグループのような姿がありました。これまでのスタイルに慣れ親しんだファンにとっては衝撃的ですらある変化です。

デビューして7年のガールズグループが、こうした大幅なチェンジを見せる場合、多くは幕引きが近づいたことを感じさせるものですが、Apinkの場合は全く違っていました。イメージチェンジにより完全に息を吹き返し、海外規模の評価を考えるなら、むしろ今まで以上に箔が付いた存在にステージアップしたと言えるほどです。

「やはりApinkは違った、並みのガールズグループではなかった」という感を、強く印象付けた今回のカムバックになりました。






「I'm So Sick」の大成功は、日本活動再開の足掛かりになるか?

ご存知のように、この数年のApinkはTWICEやBLACKPINKなど、後進グループの台頭により、かつてのような勢いを失っていました。2015年の「Remember」以降は大ヒットからも遠ざかり、2016年の「Only One」、2017年の「FIVE」と、それまでのApinkを考えれば物足らなさが残るカムバックが続きました。

そうした影響は日本での活動にも表れました。Apinkが日本における活動の拠点とした所属事務所との契約は、今年1月をもって満了。それにともない日本ファンクラブ「PANDA JAPAN」も解散しました。そのため、昨年までのような日本でのCDリリースや活動もなくなっていました。

「I'm So Sick」の大ヒットは、こうした厳しい状況に風穴を開ける、起死回生の一撃となりました。まさに「チャンプの復活」です。こうなると、日本側の反応も変わらざるを得ません。生まれ変わったApinkと仕事をしたいという声が、各所から上がるのではないでしょうか?Apinkの来ない夏は淋しいです。ぜひ、期待したいところです。







「Apinkは変わった」とは言っても、音楽番組で披露したもう一曲の「ALRIGHT」では、今まで通り元気いっぱい、ハジケる姿も見せていました。まるでファンに対して「Apinkの本質は変わってないよ。安心してね」と言っているかのようでした。

こうした変幻自在の姿を見せられるのも、実力があるからこそと改めて感じました。生まれ変わって新たに引き出しを増やしたApinkは、まだまだこれからもファンを様々な姿で楽しませてくれそうです。