AKB48の竹内美宥が、自身のYouTubeチャンネルでカバー動画を公開しました。
今回取り上げた曲は、日本でも大人気の英国のシンガーソングライター、エド・シーランの「Shape Of You」です。
ピアノ弾き語りスタイルのカバーで、途中で手を止め、ピアノを打楽器のように叩いてリズムを取るなど、いつもながらに独特なセンスの良さを見せています。
そしてここで、あらためて過去の映像を振り返ります。「PRODUCE48」で最初に公開された自己紹介動画です。
竹内美宥は自己PRとして特技のピアノ弾き語りを聴かせているのですが、この曲は彼女の完全オリジナル曲です。既成のヒット曲ではありません。
久しぶりに聴き返してみて、あることに気づきました。
この曲、コード進行が変なのです。
B♭mのKeyでそこからベースラインが半音下降していきますが、よくあるような半音下降ではなく、2つ目の和音でいきなり転調しています。そして3つ目でまたKeyを戻しています。当たり前のようにやっていますが、実際は他で聴いたことのないような大胆な進行です。サビでも同じ和音を使っているので、意図的なのは間違いありません。
この不思議な“2つ目の和音”が重要なフックになって、曲に意外性と新鮮さをもたらしています。メロディの飛ばし方も独特で、椎名林檎に通じるような才能、センスの良さを感じます。これを聴くと最終的には作詞作曲はもちろん、トータル的にセルフプロデュースするシンガーソングライター系アーティストが向いていると思いました。
こういう才能が発掘されて、本当に良かったと思います。