9/5(水)25時から放送された「AKB48のオールナイトニッポン」には、「PRODUCE48」に練習生として参加した宮脇咲良、宮崎美穂、中西智代梨、山田野絵、竹内美宥の5人が出演。番組収録の知られざるエピソードや裏話などが、2時間に渡り語られました。
もしも、「PRODUCE48」がなければ、この面子で揃うことはなかっただろうという5人は、韓国での活動以来の打ち解けたムードで、様々なできごとを振り返りました。
その内容は多岐に及びましたが、まず最も驚いたエピソードは、トレーナーとのやりとりには通訳が介されたものの、日本人と韓国人の練習生の会話には通訳がNGだったという話でした。
そのため、意志の疎通には苦労したようで、中西智代梨はジェスチャーを通して会話したと明かしました。また、実際には韓国語に堪能な宮崎美穂が、実質の通訳の役割をして、日韓の練習生の間を取り持っていたことが語られました。竹内美宥は、そこは取り上げて欲しかったと言いました。
また、最初の「ネッコヤ」は3日間で韓国語と日本語のバージョンを覚えなければならず、寝る間もなかったと苦労話が明かされました。眠らないと記憶も定着せず、頭が真っ白になったと、宮脇咲良は睡眠の大事さを強調しました。
「もし、PRODUCE48がまたあったら参加するか?」の問いには、中西智代梨と山田野絵が「する!」と即答しました。特に中西智代梨は、トレーナーによってボーカルが上達し始めたところでの脱落で、これからと意気込んだ矢先だっただけに、本当に残念だったようです。
山田野絵も脱落した直後は、周囲が見てもすぐわかるほど沈んでいたそうです。山田野絵は放送中に「1曲出したい!」と言っていました。前後の流れから読み取って、おそらく脱落組でユニットを組んで、新曲を出したいという意味のようでした。
竹内美宥は最終回のあと、ひらめくようにAKB48からの卒業を決意したと話しました。放送後に母親とも話し合ったそうです。AKB48としてやれることはやり切ったと伝えました。卒業後については具体的な進路は語られませんでしたが、今後も意欲的に活動していきたいという意向が伝わってきました。
面白かったのが、竹内美宥が途中で渡辺真知子の「カモメが飛んだ日」をリクエストして、オンエアに合わせてみんなで踊っていたことです。歌詞の中で、これからひとりで飛び立つカモメと自分を重ね合わせたのかもしれません。
それにしても70年代の曲を良く知っているなと思いました。竹内美宥は渡辺真知子や八神純子のように、シンガーソングライターでやっていくのが似合っていると思います(余談ですが、今年3月に渡辺真知子と因幡晃のジョイントコンサートを間近で見ました。とてもすばらしかったです)。
私は個人的には現場評価のステージで、ボーカルでは「メリクリ」と並んで印象に残っています。宮崎美穂と竹内美宥によく似合っていました。
放送中にはIZ*ONEの矢吹奈子と本田仁美の声のメッセージもありました。宮脇咲良はIZ*ONEについて、まだこれからでどうなっていくかわからないが、世界に日本のアイドルの存在を知らせるためにも、最善を尽くしていくと伝えました。
深夜1時に始まった番組は、終了間際の3時近くには、SHOWROOM視聴者数が5万4千人に達していました。韓国ファンのメッセージもとても多かったです。「PRODUCE48」の最終回から1週間が過ぎようとしていますが、まだまだ熱いファンの思いを感じました。
IZ*ONEはもちろんですが、山田野絵が言ったように、他のメンバーたちにも何らかのアクションが起きたらいいと思いました。