2019-04-07

SNH48 7SENSES、デビュー2周年公演のステージ生中継で突然の大号泣…シンサドンホレンイも祝福した舞台でメンバーが見せた涙の理由


上海SNH48のK-POPコンセプトユニット7SENSESが、4月6日午後7時(現地時間)から、本拠地のSNH48劇場でデビュー2周年記念公演を行いました。

7SENSESが約2年の準備期間を経て、7人組の新ユニットとしてデビューしたのが2017年4月7日のこと。以来、着実にアルバムをリリースし、韓国の音楽賞である「Asia Artist Awards」「Soribada Best K-Music Award」にも出演。そして今年2月には音楽番組「SHOW CHAMPION」に初出演して韓国デビューを果たすなど、順調に道程を歩んで来ました。

そんな7SENSESのデビュー2周年を祝して開催されたこの日の特別公演は、スタートから終了まで約3時間を要した充実の内容で、楽曲披露もアンコールを加えれば7曲という見応えあるセットリストでした。




オープニングは最新アルバム収録の「7 O'CLOCK」で開始。開演の7時に合わせた選曲で、ライブの導入曲としても、思った以上にピッタリとハマっていました。

2曲目は個人的に7SENSESの全作中、最高楽曲と思っているイダンヨプチャギの傑作「Moonlight」。この曲がセットリストにあると思っていなかったので、イントロが流れた瞬間とてもうれしかったです。7SENSESだけに(?)、7人が"センス(扇子)"を持ってパフォーマンスしています。


KiKiは数日前に首を痛めたらしく、公演中はほとんどコルセットをしていました。それでも気丈に3時間の長丁場を務め上げました。




ライブ途中のゲームコーナーでは、腕相撲、開脚対決、早口言葉の挑戦などがありました。面白かったのがリンが挑戦した早口言葉で、すべての文字が「スー」と発音するようです。それをイントネーションを変えることで、言葉として成立するようです。




そして、時間があったらぜひ見てほしいのが、メンバーそれぞれのソロパフォーマンスのコーナーです(ページ下に掲載)。7SENSESは韓国で本格的なトレーニングを受けているだけあり、動きもシャープで見栄えがいいです。7SENSESに限らず、中国のアイドルはダンスの面では、K-POPに引けを取らないレベルに達していると思います。





ソロコーナーのあとは、7SENSESのデビュー時の活動曲「7Senses」が、オリジナルとは全く違う斬新なアレンジで披露されました。さらに最新アルバムからのバラード曲「OMG」へと続き、最後の決めポーズではメンバー別のアップが抜かれました。

Akira

KiKi

Bee

Diamond

Eliwa

Tako

Lynn









2周年を祝したビデオメッセージには、7SENSESの楽曲をデビュー当時から手掛ける作曲家シンサドンホレンイや、最新曲「7 O'CLOCK」の作曲家JXLなどが登場しました。また、スタッフには野村という日本人もいました。SNH48はそもそも、AKB48グループの海外支店だったので、そうした関係もあるのでしょうか?








セットリストの最後は「Girl Crush」「Swan」の2曲。「Swan」はSHOW CHAMPION出演時と同じ純白の衣装で、韓国語バージョンで披露されました。この公演の会場は上海で、ファンも中国人ばかり。それでもあえて、ショーチャンのステージを韓国語版で再現したことに、何かのメッセージというか意思表示のようなものを感じました。

この公演はSNH48のYouTubeチャンネルを通じて世界同時配信されていたので、そうした視線を意識しての選択だったかもしれません。7SENSESは韓国活動に対して意欲的なので、「これからもよろしくお願いします」とのメッセージにも受け取れました。





エンディングではケーキと花束がスタッフから贈られ、メンバーは客席のファンと共に記念撮影を行いました。一旦舞台を退いたメンバーたちは、再び「7 O'CLOCK」のBGMに合わせ登場、ダンスなしで気軽に歌いました。ところが、マイクを手にしたこの部分が結果として完全生歌になり、メンバーの歌声をよく聴ける貴重なシーンにもなっています。






そして公演の最後の最後に、この日最も印象的な場面がありました。それはメンバーのEliwaが感極まって、本気で大泣きしてしまったことです。比較的、楽し気に歌っていたメンバーたちの中にあって、ひとりだけ場違いのように泣き崩れている姿は面白くもあり、また感動的でした。

Eliwaは以前からKARAの中国公演にも足を運んだほどの大ファンで、K-POPへの思い入れも深いようです。2月の韓国活動では、店の壁にギュリのサインを見つけて、喜ぶ写真をSNSで公開していました。きっと今後もKARAのように、K-POPのステージに立ってパフォーマンスしたいと願っているのでしょう。





そんなEliwaはお構いなしに(?)、ご機嫌のメンバーたちはノリノリで「7 O'CLOCK」を歌唱。さらにファンからの「アンコール!」のかけ声に応え「OMG」を再び歌って、公演の全プログラムが終了しました。

今のところ7SENSESの新たなアルバムや韓国活動については聞いていませんが、2月のSHOW CHAMPIONもとてもよかったので、ぜひまた新曲を引っ提げて韓国のステージに登場してほしいです。

シンサドンホレンイさん、絶対に売れる強力な新曲をお願いします!


7SENSES - Intro + 7 o'clock


7SENSES - Moonlight


7SENSES - Solo Performance


7SENSES - 7senses remix


7SENSES - OMG


7SENSES - Girl Crush


7SENSES - SWAN (KOR ver.)


7SENSES デビュー2周年公演 20190406(全編)32:55頃から