2019-08-01

「PRODUCE X 101」の投票操作疑惑と警察の家宅捜索が、31日午後の韓国地上波、ケーブルすべての主要ニュース番組で一斉に報じられる


投票操作の疑いが持たれているMnetのサバイバル番組「PRODUCE X 101」の制作陣が、警察の家宅捜索を受けた中で、韓国の地上波、ケーブルの主要ニュース番組すべてが、31日夜のニュースでこの話題を取り上げました。

ソウル地方警察庁サイバー捜査隊は7月31日午後、ソウル麻浦(マポ)区上岩洞(サンアムドン)にあるCJ ENMの「PRODUCE X 101」制作陣の事務所に捜査官を送り、生放送での投票操作疑惑に関する資料の確保を行いました。

制作陣の事務所の他、SMS投票を集計した業者に対する家宅捜索も行われていることが分かりました。また、警察の捜査や家宅捜索は、CJ ENM、Mnet全体ではなく、「PRODUCE X 101」の制作陣に限ったものと確認されています。

これらについて、韓国の「KBSニュース9」を始め、「MBCニュースデスク」「SBS 8ニュース」の地上波3番組、また「JTBCニュースルーム」「MBNニュース8」「チャンネルA ニュースA」「YTNニュースナイト」「聯合ニュース TVニュース」など、ケーブル各局の主要ニュース番組が31日午後のニュースとして一斉に報じました。

KBSニュース9 

SBS 8ニュース

MBCニュースデスク

JTBCニュースルーム 

チャンネルA ニュースA

 YTNニュースナイト

聯合ニュース TVニュース

MBNニュース8

またファンは警察の捜査とは別に、制作陣の責任を問うために動いています。300人余りの視聴者やファンで構成された「PRODUCE X 101」真相究明委員会は8月1日、ソウル中央地検に「PRODUCE X 101」の制作陣を詐欺・偽計による業務妨害などの疑いで告訴する予定です。

これに先立ち真相究明委員会は25日、公式声明文を発表。MnetにSMS投票の原本データ公開を要求しました。真相究明委員会は、「継続的な問題提起にも一貫していた制作陣がやっと最終得票数に問題があったことを一部認めた。しかし、未だに納得できない言い訳を続けており、最も重要な原本データの公開を拒否している。Mnetのいかなる加工もされていないデータの公開と共に、すべての人々が納得できる明確な釈明、そして再発防止のための対策を要求する」としています。

そんな中、26日にはオンラインコミュニティを中心に前シーズン「PRODUCE48」でも操作があったという疑惑が提起されました。「PRODUCE48」も「PRODUCE X 101」と同じ方式で最終20位の順位の得票数が小数点第四位までの特定数(445.2178)の倍数を小数点第一位で四捨五入した数字で繰り返されるという指摘です。

当時、1位を獲得したチャン・ウォニョンの最終得票数33万8366票(445.2178×760)と、2位の宮脇咲良の得票数31万6105(445.2178×710)を含めて、他の18人の得票数とも、この数字の倍数でした。

捜査の進展次第では、その手は「PRODUCE48」を含めた過去のシーズンにも及ぶ可能性があり、多くのファンがその動向を見守っている状況です。