2019-10-04

「プロデュースX 101」と「アイドル学校」、制作陣が放送前からすでに合格者を選定、操作?…企画会社関係者と参加した練習生が証言


[MBC ニュースデスク]

◀アンカー▶

Mnetのオーディション番組、「プロデュースX 101」と「アイドル学校」。

生放送投票操作疑惑で警察の捜査を受けたのです。

視聴者の投票でアイドルを選ぶと大々的に宣伝をしましたが、制作陣が放送前からすでに合格者を選定し、操作したという証言が出ました。

コンテスト曲が特定の練習生たちに事前に流出され、さらにオーディションに来ることもなかった人が合格する場合もありました。

◀レポート▶

プロデュースX 101に参加していたA君は、コンテストの過程で奇妙な経験をしたと打ち明けました。

制作陣が最初から特定の練習生だけを撮影して放送し、いくつかのコンテストの曲を事前に知って練習したというのです。


【Aさん/プロデュースX 101出演]
「ある仲間がコンテスト曲をあらかじめ流布したのです。私たちの間でこれを追及して聞いてみたところ、自分の振り付けの先生が教えてくださったとして...」

生放送の文字投票でメンバーが決定される状況で、最初から出演の機会自体が制限されていたというのがA君の主張です。

企画会社関係者も制作陣が事前に好きな出演者を決めておく、いわゆる「PDピック」は、公然の慣行だったと明らかにしました。

[Bさん/プロダクション代表]
「ある会社では、あらかじめリストを知っていたようだ」「事前に熟知していたようだと聞いた。」

Mnetの別のオーディション番組「アイドル学校」も同様になります。

Mnetが事前に交渉した出演者たちは、1次オーディションを経なくても、放送出演の機会を獲得しました。


[Cさん/アイドル学校出演者]
「オーディションをした時も、3,000人のところ、私達(出場者)40人の中から4人しか行かなかったんですよ。」

それにもかかわらず、Mnetは公開オーディションとし、3千人を超える一般の人々の支援を受けて、事実上の付添人を立てました。

特にリップシンクをした組でボーカル1等を抜くなど、コンテストの過程も台無しだったというのが、参加者の証言です。

ここに文字投票操作まで加わり、プログラムの公平性が大きく毀損されたという指摘です。

【ノウンレ議員/国会科学技術情報の放送通信委員会委員長】
「CJ ENMが責任ある放送局であれば、関連する責任者が今回の国政監査に出席して国民に今回の放送の操作に対して明白に釈明しなければなりません。」

Mnetオーディション番組の操作疑惑を捜査している警察は、制作陣が出演者を選定して順位を操作する過程で、企画会社などと不当な取引がなかったのか調査しています。



MBCニュース
https://news.v.daum.net/v/20191003202816802