11月27日(水)、夜7時から10時54分まで、約4時間にわたって生放送された音楽特番『ベストアーティスト2019』(日本テレビ系)にジェジュンが出演、Mattのピアノ伴奏で、スキマスイッチの名バラード「奏(かなで)」を披露しました。
この日のジェジュンの歌は、普段とは何かが違っていました。
いつもはどんなに熱唱しても曲のバランスを崩すことなく、音楽的な造形美をしっかり保つジェジュンの歌ですが、この時は熱唱と言っても、いつになく音楽的な外観が崩れ、時折り声が歪み、ブレスの位置を間違えるなど"らしくない"場面が見られました。
ただ、この時は生放送を観ながら「きっと少し体調でも悪いんだろう」と、あまり深く理由を考えませんでした。
ジェジュン自身も自分の歌に満足いかなかったようで、番組終了後にこのようなツイートをしていました。
人生一番最悪な歌で落ち込んだりもしていますが…— kimjaejoong (@bornfreeonekiss) November 27, 2019
今日一日も元気で生きている自分に感謝します。
こんな僕を見守ってくださる皆さんにもっと素敵な歌を聞かせますように頑張って生きて行きたいと思います…
ではぐっすりおやすみなさい。
早く明日の太陽が見たくなる一日ですね。
ところが、亡くなったハラさんの新しい報道をチェックしている中、次のような記事に出会いました。
『尾木プロに所属する際、ク・ハラを支えたK-POPのトップアイドルがいる。元東方神起メンバーで、2017年から日本を中心にソロ・アーティストとして活動しているジェジュンだ。「ハラは心機一転、日本で仕事をしたいと希望していました。そんなハラの思いに応えたのが、かねてからの友人であるジェジュンです。ジェジュンも東方神起を脱退してから韓国芸能界で不遇の時代がありましたから、似た境遇のハラを放ってはおけなかったのでしょう。尾木プロに所属するまで、ジェジュンの個人事務所のマネジャーがハラのマネジメントをしていたようです」(韓国芸能界関係者)』
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191127-00015979
さらに、Twitterでハラさんの27日の出棺について調べていると、ジェジュンも近しい知人として葬儀に参列し、ハラさんを見送ったあと、その足で『ベストアーティスト2019』の会場に直行したらしいことがわかりました。この日のジェジュンの歌がいつもと違っていたのは、そうした理由があったことが原因かもしれないと知りました。
そう知ってあらためて「奏」のステージを見ると、ジェジュンもMattも黒の衣装に身を包み、舞台全体に言葉にならない悲しみが漂っている気がしました。
またジェジュンは音楽の外形的なバランスよりも、思いをダイレクトに表現することに専心しているように見えました。きれいごとではない、魂の絶唱です。
そう思ってジェジュンの歌をもう一度聴くと、より深く胸に届くものがありました。本人は「人生一番最悪な歌」と言っていますが、そんなことはない、むしろ最も美しい歌だと思いました。
きっと天国にいる親友ハラさんの元にも、この歌声はしっかり届いたと思います。
— きりかば (@kirikaba) November 27, 2019
— 기승전 🍋김재중🍋인 모나이요ฅ^•ﻌ•^ฅ (@monaiyo) November 27, 2019
(追記:Matt 追悼文)
ハラさんの訃報が報じられた24日、Mattはインスタグラムのストーリーに「鳥肌が止まらない 知らぬ間に人を傷つけ 人を追い詰めて 予想もつかないところで苦しんでいて この世にいる意味もわからなくなってしまって。改めてネットの恐ろしさを知った。もう傷つけるのやめようよ 平和に生きようよ」と投稿。そして、ハラさんのネットニュースを張り付け「御冥福をお祈りします」と悼みました。