12月25日に発売されるEXIDの日本2ndシングル「Bad Girl For You」は、日本の才能あふれる若きシンガーソングライターが作詞・作曲で参加しています。
eill(エイル)という名のその女性は、今年21歳の新進気鋭のアーティストです。
2018年6月のデビュー曲「MAKUAKE」では、Apple Music今週のニューアーティストに選出され、セカンドシングル「HUSH」では高橋海(LUCKY TAPES)プロデュースによる作品をリリース。
さらに10月にはデビューミニアルバム『MAKUAKE』をリリースして、新世代シンガーソングライターとして、音楽に敏感なリスナーを中心に着実にファン層を広げています。
たまたまテレビで流れていた彼女の楽曲が気になり、「eill」という名を検索してひと通りの曲を聴いてみました。
音楽は洋楽やK-POP、R&Bなどがバックボーンにありながら、そこに宇多田ヒカルや椎名林檎を思わせるような独特のムードがあり、歌声はハスキーでボーカルスタイルも個性的でした。
eillは小学校のときに、KARAや少女時代などの韓国アイドルが流行っていたため、そこから韓国ドラマも見るようになり、なかでも、芸能高校を舞台にしたドラマ『ドリームハイ』(韓国KBSにて2011年放送)にハマったとのこと。
その後、TWICEがいる「JYPエンターテインメント」のオーディションを受けたり、授業中にもずっと韓国語の勉強したり、中学生の頃は本気で韓国の歌手になりたいと思っていたそうです。
最初はアイドルが好きで、普通にAKB48や嵐と一緒にKARAや少女時代も聴いてたというeillは、次第にヒップホップやR&Bなど、様々な音楽を聴き始め、音のかっこよさにも気づくようになり、歌うことが好きになっていったということです。
高校は韓国の芸術高校に入ろうと思っていたところ、母親から「お願いだから日本にいてください」と言われて、日本の高校と音楽専門の学校をかけ持ちするようになり、その頃から作曲を始めたそうです。
eillは2017年12月、韓国ヒップホップ・アーティストRheehab、Oceanと制作した音源「721」をSoundCloudに公開した他、アルバム収録曲「ONE feat. K.vsh」は、韓国のトラックメイカーHYE SUNGとラッパーK.vshとのコラボレーションになっています。また自身のYouTubeチャンネルでは、Red VelvetやDEAN、DPR LIVEなどのK-POPカバーも公開しています。
こうした足跡をたどって来たeillが、間もなくリリースされるEXIDの新曲でどんな音楽を聴かせてくれるのかとても楽しみです。
eill、お薦めの5曲(特に最初の3曲)