中国のアイドルグループは新型コロナウイルスの影響下を徐々に脱しつつあるようです。
3月7日午後、中国・上海のアイドルグループSNH48と姉妹グループのGNZ48は、同時刻にライブ公演をWEBを通じて生配信しました。
SNH48グループは武漢で新型コロナウイルスが発生した1月末以来、劇場での舞台公演をはじめとする活動を休止してきました。しかし最近になって新たな感染者の数が減少傾向になったのを受け、活動の中心である舞台公演を無観客の形で再開しました。
特にGNZ48は無観客な上にメンバー全員がマスクをしているのが目を引きます。観客がいないためマスクは不必要にも思えますが、メンバー間の感染の予防や、視聴者へのマスクの重要性のアピールがあるのかもしれません。
(劇場入りする前に体温チェックを受けるSNH48メンバーたち)
中国のアイドルが新型コロナ対策で活動を休止してから約1ヶ月半になります。現在もまだ新たな感染は続き、決して終息したとは言えないものの、無観客ながらもこうして劇場公演を再開したのは大きな前進です。
この背景には中国の国を挙げての徹底したウイルス対策があったことは間違いありません。中国では地下鉄など街の各所に体温検査官がいて、市民の体温をチェックしています。また、ファストフードなどでは店員と客が対峙することなく、ドライブスルー形式で商品の受け渡しを行っています。
こうした中国の姿勢には見習うべき点が多いかもしれません。