2021-03-06

MAGICOUR、タルちゃんが抜けた枠を新メンバーのKOKONAとKIRARIが競い合う+新曲「Getcha」選抜メンバー争奪バトル結果発表


5日に配信されたPopteenのガールズユニット・プロジェクト「7+ME Link」の密着番組「ナナポプ」では、2ndシングル「Getcha」選抜メンバーと、デビュー曲「MAGIC」のひと枠を担う新メンバーが選ばれる過程が公開されました。

新曲「Getcha」はメンバー自身が話したように、当初は7人編成でのパフォーマンスも考えられていましたが、最終的には見栄えの良さを重視して、YUA、RICOPA、MICHU、YUME、KOKONAの5人が、トレーナーのmai氏により選抜されました。


MAGICOURのユニークな点は、一度選抜されたからといって、次の曲でもメンバー入りできるかわからないところです。「Getcha」は最終的に3人ものメンバーが落選しました。その中には前回のセンターだったAMUの姿もありました。


最初に「Getcha」にAMUがいないことを知ったとき、多くのファンは落胆すると共に、なぜセンターのAMUがいないのか?との疑問を投げかけました。私も、どういうことだろう?と思っていましたが、これはスポーツチームの1軍の選抜と、同じような考え方ではないかと思いました。

つまり、完全実力主義の世界で、そうした厳しい環境に身を置くことで個々のパフォーマンスのレベルが上がり、結果としてチーム全体のレベルもアップするということです。常に1軍に在籍するには、怠ることなく自身のスキルアップをめざさなければなりません。


そして、今回の配信で興味深かったのは、タルちゃん(福富つき)が抜けた「MAGIC」のひと枠をかけて、KOKONAとKIRARIの2人の新メンバーが競い合った場面です。

デビュー曲「MAGIC」でタルちゃんは、ボーカルも含めてとても重要なポジションを担っていました。これを埋めるのですから、新メンバーにとっては重責です。


このバトルの何が興味を引いたかと言えば、「MAGIC」という同じ曲の同じポジションを、2人が続けてパフォーマンスして、それをフルサイズで見比べられることです。それも、2人がそれぞれ一人ずつ踊るのではなく、他のメンバー全員が合わせることで、実際のチームとしての見栄えも確認できることになります。


2人のダンスの違いが最も顕著に出たのは、タルちゃんも歌った大サビの締めくくりの個所です。


上の2枚は全く同じ個所でのKOKONAとKIRARIの決めポーズです。私はダンスには詳しくないですが、それでも同じ部分で明らかに違っているのがわかります。


maiトレーナーはKIRARIの落選理由について、「見せ方の足らなさ」を指摘しました。私のような素人目から見ても、KOKONAは見えの切り方が上手いというか、いい意味でハッタリをかましている気がしました。それも自然にです。

maiトレーナーは以前に「ダンサーとアーティスト(アイドル)は違う」とハッキリ言っていました。アーティストはただ上手く踊るだけではダメだと…。

今回の配信を見ていて、エンターテインメントとはそういうことなのかと思いました。重要なのはファンを"魅せる"アーティストになることのようです。

あと、この新メンバー対決の映像は、同じ曲の同じポジションをひとりだけ入れ替わって、チームとしての見栄えを見比べられる資料としても貴重だと思います。K-POPでもこのような比較動画は、コンテンツとしてあまり見た記憶がありません。

また、「Getcha」の選抜過程も含めて、プロはどこを見て、どこを評価するのかという意味でも、これからアーティスト(アイドル)を目指す方にとっても、いい参考になるのではないでしょうか?


明日、3月7日はMAGICOURが京セラドームで開催される「KANSAI COLLECTION 2021SS」にオープニングアクトとして出演する日です。先週の「TGC2021」でのパフォーマンスがすばらしかったので、明日の「関コレ」も楽しみです。


6日午後、MAGICOURメンバーたちは、「関コレ」に向けたトレーニング中のスタジオから、ストーリーを通じてファンにその様子を伝えました。