2021-08-28

これが本当にバーチャル? AIガールズグループEternity、メンバーのDainがAIプロデューサーの楽曲でソロデビュー


バーチャルAIガールズグループ「Eternity」のメンバーDainが、グループにとって初のソロ曲「No Filter」でデビューしました。

Eternityは、Pulse9とテクノロジー企業DeepRealによって作成された仮想AIのK-POPガールズグループです。Eternityは今年3月に「I'mReal 」でグループデビューしました。

Dainはソーシャルで開催されたファンによる人気投票で1位を獲得したため、Eternityの最初のメンバーとしてソロトラックをリリースしました。


今回リリースされた「No Filter」では、画像、歌唱、楽曲などすべてにおいて、クオリティが完全体デビュー曲「I'm Real 」を数倍も上回っています。

「I'mReal」で目立っていた映像、歌唱の両方における不自然さは影を潜め、余程に注視しなければ特に気にならないレベルにまで向上しています。さらに、Dainを盛り立てるバックダンサーたちも「本当にバーチャル?」と疑いたくなるリアルさで、3人が一緒にパフォーマンスしているシーンは、普通に何度も見返したくなってしまいます。


静止画で観ると、ダンスは微妙にずれていてこれがまたリアル。表情も人間そのもので、もうこのまま3人組で活動したらいいのでは?と思ってしまいます。


さらに驚くことに、「NoFilter」はEnterartsのAIプロデューサーであるNUVOが、作詞・作曲・編曲・楽器演奏を含めた総合プロデュースをしています。Enterartsは、AIテクノロジーを通じて音楽を制作および管理する音楽コンテンツプラットフォームです。

「NoFilter」はガールズグループのキュート系楽曲が好きなファンにはたまらないダンストラックで、バーチャルやAIというバックボーンを一旦脇に置いて、ひとつの楽曲として聴いてみても充分鑑賞に耐え得る優れたタイトルナンバーです。

LOONAの初期のように、Eternityにはこうしてソロで順番に新曲をリリースしてほしいです。「NoFilter」は本当に良いです。これから何度もリピートすることになりそうです。