正直に打ち明けると、私はここまで公開されてきたBilllieのダンスメインのコンテンツに、不満と不安を感じていました。
私はまだ、シユン、ハラム、ツキ、ムンスア、ハルナ、そしてハン・ジョンスPDさえいなかった、2019年初頭の頃からのMYSTICのファンでした。
当時の練習生だったファン・ジミンやイ・スミンのリッスンステージを聴いては「MYSTICの未来のガールズグループは一体どうなるんだろう?MAMAMOOに肩を並べるような強力なボーカルチームになるかもしれない」と心から期待を寄せていました。
それが、ファン・ジミンがいつの間にかいなくなり、イ・スミンさえ練習生チームから姿を消しました。入れ替わってMYSTICに入って来た新しい練習生たちは、明らかにファン・ジミンやイ・スミンの域に達していなかったし、もうボーカルメインのコンセプトではなくなったのかと寂しく感じていました。
特に最近のBilllieのダンスばかりのコンテンツは、もちろん素晴らしいのはわかるけれど、一体あの驚くようなボーカルアンサンブルを誇っていたMYSTICのガールズグループはどこへ行ってしまったのだろう?このままダンスメインになるのかもしれない…と半ば諦めの感覚にもなっていました。
この一年間に何があったのでしょうか?しばらく見ない間に、どこかの秘密の修練場にでもこもって過酷なトレーニングでも受けたのでしょうか?
メンバーのボーカルもさることながら、最初のファンソング「FLOWERLD」も、楽曲として洗練され格調が高く、正規アルバムのラストトラックを飾っても申し分ない作品だと思いました。高級感のある美しいバラードです。
本当は、それぞれのメンバーの声が聴き分けられないくらい(ツキはハッキリわかりますが…)一年前とは変わっていて、自信をもって判別できる箇所の方が少ないほどです。でもその分、実際の歌っている姿を見ながら確認できる日が楽しみになりました。
やっと「歌とボーカルのMYSTIC」による、最初のガールズグループがデビューするという実感が、現実のものとしてわいてきました。