カン・へウォンが所属する8D Entertainmentから、 チェ・ハートという名前の新しいアーティストがデビューしました。
2月7日正午12時、新人歌手チェ・ハートはデビューシングル「Elastic Love」をリリースしました。8Dのウェブサイトによると、ハートは94年5月11日生まれの94ライナー。
チェ・ハートのボーカルは柔らかく繊細で、落ち着いた都会的なムードの彼女の最初のシングルによくマッチしています。
8D専属作曲家sweetchのSNSによると、この曲はレコーディングが終わるまで、長い時間をかけてチェ・ハートと共に改訂を重ねて完成したとのこと。彼女はその名が示すように美しく、そしてミステリアスな声を持っているとしています。
また、自分にとって最初のシティポップジャンルに取り組んだ曲で、90年代のメロディのムードが出るように心掛けたと伝えました。
「新しいシティポップの妖精」チェ・ハートは、韓国と日本で同時にデビューしました。
ミュージックビデオには90年代の日本を思わせる景色が見られ、電柱には「南小岩」などの具体的な地名も記されています。
多くのファンは「Elastic Love」に対して『YukikaのNeonのようだ』とコメントしています。それもそのはず、「Neon」をプロデュースしたのは8Dの統括音楽プロデューサーJaden Jeongことチョン・ビョンギ氏だからです。
ビョンギ氏は90年代を中心とした、少し前の世代のJ-POPファンだと公言しています。また、ユキカを始めに過去にいくつかのシティポップ楽曲を手がけています。
チェ・ハートのデビューシングル「Elastic Love」には、そうしたビョンギ氏の趣向が少なからず投影されています。
最近はアデルのように、声質や歌い方の雰囲気で自分の世界観をつくりあげるタイプの女性歌手が復権し始めています。圧倒的な声量やハイトーンばかりが歌ではないという風潮が感じられます。
ソロ歌手としてのチェ・ハートの登場は、K-POPの世界にもそうした潮流が生まれ始めたことの、ひとつの象徴と言えるかもしれません。