2022-03-07

FNC JAPANの新ガールズグループPRIKIL、関西コレクションで初めての有観客ステージに立つ「デビュー前なのに夢みたいです」


FNC JAPANのガールズグループ・PRIKIL(プリキル)が5日、京セラドーム大阪で開催された「EXIA Presents KANSAI COLLECTION 2022 SPRING & SUMMER」に出演。有観客の会場で初めてのステージを披露しました。

メンバー5人全員が中学生であることでも話題のPRIKIL。この日はグループを生んだオーディション番組「Who is Princess?」のテーマ曲「FUN」、番組の課題曲だった「夜に駆ける」(YOASOBI)のPRIKILバージョン、そしてデビューシングル「SOMEBODY」の3曲がセットリストでした。


メンバーのYUKINOは「デビュー前にステージに立てるなんて夢みたいです。みなさんのおかげです」と観客と生配信の視聴者に感謝を伝えました。

5月4日にリリースされる「SOMEBODY」をNANAは、「誰にでもなれる、どこにでも行けるという、みんなの背中を押すパワフルな曲」と紹介。さらに振り付けの“くるくるダンス”もアピールし、「愛してます」「関コレ最高~!」と会場を盛り立てました。


 PRIKILの最もユニークなところ。それはK-POPの有名な芸能事務所の日本支店が、初めてそこを拠点としたガールズグループを立ち上げたという点です。NiziUは日本活動が主ですが、所属は韓国のJYP本店です。

また、HYBE JAPANは現在進行形で、LDHと組んだ新しいガールズグループのオーディション中ですが、まだデビューグループは誕生していません。その他、例えばSMやYGの日本支店からガールズグループがデビューしたという話は聞いたことがありません。

ですからこの手の試みはPRIKILを生んだFNC JAPANが最初ではないかと思います。そのFNC JAPANでさえ、数年前まではAOAやFTISLANDなどが日本活動をする際のマネジメントの拠点というイメージのみでした。


そこからPRIKILのようなグループが誕生しただけでも画期的なことで、その上もしPRIKILが一定の成功を収めたなら、今後、同じようなことを考える韓国の芸能事務所群にも、少なからず影響を与えることになると思います。

ここにHYBE JAPANとLDHのガールズグループが成功という形で加われば、日本支店からのガールズグループ誕生の動きはより広がりを見せるかもしれません。もし仮に女性版のPRODUCE101 JAPANなどが開催されれば、流れは決定的になりそうです。

K-POPアイドルの日本活動をサポートしてきたKiss Entertainmentも、近年は自社でオーディションを行い、直属の練習生の育成に力を入れているようです。

それと、少し話は逸れますが、avexから間もなくデビューするXGは、そもそもがYGと共同のプロジェクトが発端となったグループであるため、根本的に日本のアイドルの一般的なレベルを遥かに超えています。全員が日本人であるにも関わらずです。

このことは、avexダンスアカデミー出身のKep1er江崎ひかるのパフォーマンスを見ればわかると思います。

このように日本にも様々な形でK-POPの潮流が押し寄せています。その象徴的な第一歩を踏み出すのが、FNC JAPANが生んだガールズグループPRIKILと言うことができるかもしれません。その意味でもPRIKILの今後の動向から目が離せません。