2022-04-08

【LE SSERAFIM】オランダから射し込んだ一筋の光…注目の日本人"カズハ"はプロ・バレエダンサーの中村一葉だった


カズハ(KAZUHA)はLE SSERAFIMの救世主となり得るのでしょうか?

HYBE X SOURCE MUSICの初のガールズグループLE SSERAFIMは8日午前0時、 公式SNSとHYBE LABELSのYouTubeチャンネルを通じて、5人目のメンバーであるKAZUHA(カズハ)の写真や動画を公開しました。

美しいダンスのラインが際立つポーズで、優雅な雰囲気を醸し出しているカズハは、清楚なビジュアルと他のメンバーにはない精妙な空気感で、すぐに多くの韓国ファンの心をつかみました。

あるオンラインコミュニティには、カズハの公開直後から次のような彼女を絶賛するコメントが続きました。

・このチームが何をしたいのかわかりました
・ビジュアル良いです。本当に雰囲気があるようです。
・やっとビジュアルセンターが浮かんだのかな?
・韓国人みたいですね。魅力的な顔で身長も大きくていいですね。
・韓国人のように見えました
・公開されたメンバーの中で最も韓国的に見えたようです。
・そんな人材はどのように発掘して連れてきたのですか?
・ただセンター感ですね。さくらがセンター欲があるのにまた押されますね
・このチームは本当のものでした。もうファンになった気分..


韓国のファンの立場からすると、とにかくカズハは日本人というより韓国人にしか見えないようで、そこに強い親近感を覚えているようです。また、20代前半の韓国の女優のようだとの声も聴かれ、新世代ガールズグループのビジュアルは「NMIXXソリュン vs LE SSERAFIMカズハ」という意見さえあります。



さらに、日本ではカズハの過去の輝かしい経歴についても話題です。

カズハはSOURCE MUSICのソ・ソンジン代表が昨年12月に自らオランダに足を運び、現地で直接スカウトしてきたことで知られています。

メディアでも「カズハは幼少期から最近までオランダでバレエを習うなどユニークな経歴を持っている」と伝えられていますが、そんな説明では収まりきらないほどに、カズハは数々の受賞歴をもつプロバレエダンサー「中村一葉」として、その界隈ではよく知られた存在でした。

中村一葉は橋本幸代バレエスクール出身で、2018年こうべ全国洋舞コンクールや2019年ヴィクトワールバレエコンペティション神戸で一位。2021年時点ではオランダ国立バレエアカデミーに留学しています。

また、9歳から19歳までのあらゆる国籍の若いダンサーを対象とした、世界最大の非営利の国際バレエコンクールおよび奨学金プログラムであるYAGPにも参加するなど、まさにバレエ一筋に人生を賭けてきた、将来を嘱望される逸材でした。


カズハ(中村一葉)略歴

2016
日本三重バレエコンクールJ1A部門1位「エスメラルダバ」

2017
びわ湖洋舞コンクール 中学生部門
「眠りの森の美女 第3幕よりオーロラのVa」第1位

WorldDream Ballet Competition 中学生部門
「エスメラルダVa」第1位およびグランプリ受賞

International Ballet Competition AsianGlanPrix
JB部門「フロリナ王女のVa」第2位

Victoire Ballet Competition神戸 中学生部門「サタネラ」第2位

2018
こうべ全国洋舞コンクール クラッシック女性ジュニア2部
「エスメラルダのVa」第1位

2019 Victoire Ballet Competition神戸
中学生部門「森の女王」第1位

2018〜2019
ヴィスラフ・デュディック氏主催
「Youth spirit of dance」ポーランド公演および日本公演に参加。
「パ・キータ」のソリスト、「Fragment」振付JacePrzybytowicaメインキャスト

ボリショイアカデミー(モスクワ)
ロイヤルバレエスクール(イギリス)にて研修

2020
Dutch National Ballet Academyに留学
(オランダ国際バレエアカデミー)

Het National Ballet2020年シーズン公演
「ロミオ&ジュリエット」振付RudivanDantzigに選抜され出演




中村一葉は、宮脇咲良がHYBEと契約するために韓国入りした昨年8月には、まだバレエダンサーとして公演に出演していました。また、9月までは日本のバレエスクールのFBにも近況報告していました。12月にソ・ソンジン代表にスカウトされるまでは、K-POPとは無縁の世界にいたと考えられます。



このようにバレエ一筋だったカズハが、どのような経緯でK-POPの世界に身を転じることになったのかは不明です。


ただひとつ言えるのは、カズハが人生を賭けた一大決心の末、オランダからK-POPアーティストになるために韓国へ渡ったということです。それだけにファンは、彼女の覚悟と決意を無駄にはさせられないと声をあげています。

ご存じのようにLE SSERAFIMは、メンバー公開の段階で軽視できないノイズに巻き込まれ、韓国では今後の活動にも暗雲が垂れ込めた状況にあります。ここに、一筋の光のごとく差し込んで来たのが、異国からグループのためにやって来たカズハという存在です。

カズハが吹き込んだ新しい風が、困難にあるグループを救う一手となるのか? K-POPファンの視線が今、オランダからやって来たひとりの女性に集中しています。