SNH48のサブユニット7SENSESが、2年ぶりにグループ完全体として再始動します。
2020年の中国のオーディション番組「創造営2020」から生まれたプロジェクトグループBonBon Girls 303 (硬糖少女303) が、2年間の活動期間を終え7月4日に解散しました。
これによりメンバーは、個々が所属した元の事務所およびグループに帰りました。メンバーのひとり赵粤 (ZhaoYue) も6日、所属するSNH48が所在する上海に到着しました。
赵粤は一旦、SNH48に戻ったあと、二期生として7年間在籍したSNH48を規定通り卒業することになります。そして、ソロ曲をリリースしたあとは、K-POPスタイルのサブユニット7SENSESに戻ることがSNH48側から公式に発表されました。
今後はKiki (许佳琪)と同じく名誉卒業生として、Siba Media (SNH48の運営会社) 所属で活動していきます。
7SENSESの母体はPSYが生みの親だった? サブユニット誕生の真相
江南スタイルが全米No.2になったことで一躍その名を広めたPSYは、2016年にSNH48に招かれ、選抜メンバーたちを韓国で直接トレーニングしたことがあります。
最終的にその選抜チームはPSYのヒット曲「Little Apple」「Gentleman」などをステージで披露して一連のイベントは終わったのですが、その選抜チームこそが後の7SENSESとなるDiamond、Tako、Bee、Lynn、Eliwa、Akira (赵粤)などで構成されていました。
(総選挙1位のジュージンイーにティアラを授けるPSY)
さらに、2017年にデビューしたK-POPスタイルのサブユニット7SENSESは、有名音楽プロデューサーにして、EXID所属事務所の代表でもあったシンサドンホレンイがプロデュースを引き受けました。その関係は現在まで続いています。
(7SENSESにエールをおくるシンサドンホレンイ)
2019年の3月には、7SENSESはシンサドンホレンイがチャイコフスキー「白鳥の湖」にインスパイアされて作曲した儚くも美しいバラード「Swan」で、韓国の音楽番組SHOW CHAMPIONに初出演しました。
7SENSESは韓国に行くごとに、ARTMATIC、1MILLIONなどのダンススタジオで集中したトレーニングを受けていました。上の動画「7 O'CLOCK」はアルバム「Swan」に収録されたリード曲で、ARTMATICで収録しています。
(BonBon Girls 303で活動中にも会っていた7SENSESメンバーたち)
SNH48側によれば、すでに7SENSESもカムバックに向けて準備を進めているようなので、Kiki (THE9)、Akira (BonBon Girls 303) が戻った本来の姿を、もう少し待てば見ることができそうです。
7SENSESはほんとうに楽曲に恵まれていて、いわゆる"捨て曲"は見当たらないです。今年初めにリリースした「Crazy for You」も、ここまで何年もかけて経歴を積み重ねた、今のメンバーたちだからこその余裕が感じられる気の利いたいい曲でした。
KikiとAkiraが戻った7SENSESが、今度はどんな曲を聴かせてくれるのか。目下のところの大きな楽しみのひとつです。