ひとりの中国出身アイドルの動向に注目が集まっています。
プレデビューガールズグループZIOLETTAの元メンバーで、現在はソロ歌手として活動する中国出身のユメイ (YOOMEI) が、韓国のtripleSと日本のAKB48のInstagramをフォローしたことが、ファンの様々な憶測を呼んでいます。
ZIOLETTA脱退後のYOOMEIは、韓国のオーディション「I-LAND2」参加を予定していましたが、プログラムの延期により、それは実現しませんでした。
その後、2022年1月に日本でソロデビューを果たし、TikTokを中心に一定数のファンダムを築いていた彼女は、11月に入るとInstagramでグループ活動への願望を表明。
さらに11月19日頃に、日本のアイドルグループAKB48 第18期生のオーディション1次書類審査を通過したことをインスタストーリーで明かしました。
この知らせにファンは、ユメイがAKB48に入るかもしれないと色めき立ちました。過去には中国出身のChen Qu(元SDN48)がいたものの、AKB48には中国出身メンバーはいませんでした。
しかし、話はここで終わりではありませんでした。
23日頃になって、ユメイがAKB48の他に、韓国のtripleSをフォローしたことがわかりました。また、以前は13以上のアカウントをフォローしていたのが、現在はAKB48とtripleSのみに絞られています。
これは一体、何を意味するのでしょうか?
ここに、手がかりになるかもしれない文章があります。ユメイが11月3日にインスタストーリーで公開した、ファンに宛てたメッセージです。
『日本のレーベルからのオファーもありましたが、自分のアーティストとしての方向性に合わなかったので断りました。それで、いくつかのK-POP企業に応募しました。年齢制限のため、今年で諦めざるを得なくなります(サバイバル番組でない限り)。
いくつかの最初のラウンドに合格しましたが、次のラウンドに合格できるかどうかはわかりません。彼らが私にチャンスを与えてくれたことに感謝しています。しかし、私はより多くの企業にも挑戦する予定です。
ある会社が私の独立した仕事に非常に感銘を受けました。
アイドルグループとして正式にデビューするという夢を叶えられるかどうかはわかりませんが、できるうちに挑戦したいと思っています。』(抜粋)
(ZIOLETTA時代のユメイ・右)
ユメイのメッセージを読むと、彼女は韓国の複数の芸能企画会社に応募し、いくつかの最初のラウンドに合格。ある会社は彼女のソロ活動に非常に感銘を受けたということです。この"ある会社"が、tripleSが所属するMODHAUSではないかと推測する声があります。
MODHAUSのJaden Jeongことチョン・ビョンギ代表は、自身が手がけた今月の少女 (LOONA) のデビューに際して、まずは12人のメンバーを約1年半かけてひとりずつ順にデビューさせました。
そして今もtripleSのメンバーをひとりずつ時間をかけて公開しています。このようにメンバー個人を尊重する人です。
また、チョン・ビョンギ代表は8Dエンターテインメント時代に、日本・韓国・中国合弁のサブスク型ガールズグループを、統括プロデューサーとして計画したことがありました。言わばtripleSの原型とも言えるグループで、その時から中国出身メンバーは視野にあったと考えられます。
(26日リリースの新曲『鏡』。オーディションに合格すれば、
これが最後のソロ曲になる可能性も)
AKB48とtripleSの両方をフォローしているということは、まだどちらの合否も決まっていないのかもしれません。ユメイは優れた歌唱力の持ち主で、どちらに入ったとしてもボーカルの即戦力になると思います。
すでにソロとしてデビューしている立場を捨てて、ガールズグループへの憧れを追い続けるユメイの挑戦をファンはあたたかく見守っています。
(TikTok最新投稿へのコメント。ユメイを応援する世界のファン)