TWICEのリーダーでメインボーカルのジヒョが、とてもすばらしいステージ映像を公開しました。
30日午後にNAVER V LIVEで公開された映像でジヒョは、TWICEの大ヒット曲「TT」を大胆にジャズアレンジしたバージョンで披露しました。これはTWICEが続けている「MELODY PROJECT」シリーズの一環で、過去にはメンバーのミナ、サナ、チェヨンがV LIVEでソロ映像を公開してきました。
ジヒョのステージは会場にファンを集め、完全生歌、生バンドで披露されています。アレンジは原曲のイメージをほとんど残さないほどに大胆で、ジヒョのボーカルも元の歌メロにとらわれない、自由自在な表現をとっています。その巧みさは驚くべきレベルです。
ジヒョは歌い出しから聴きなれた「TT」のメロディを再構築し、まるで違うメロディラインでアドリブ的に歌っています。地声とファルセットを自在に行き来し、あたかもベテランジャズシンガーのような風情で楽し気に歌っています。
特に2コーラス後の落ちサビでは、もはや原曲のメロディはほぼ残っておらず、ほとんど作曲と言ってもいいぐらいのアドリブを聴かせています。これは単に歌が上手いというだけではできない芸当です。
一般に歌の上手いボーカルの基準として、声量やハイトーンの高さが重視されますが、ここにはそういうものとは別の、もっと多彩な表現による、ボーカル本来の魅力や楽しみがあります。TWICEやジヒョに対するイメージが大きく変わりそうです。