PRISTINカイラの実兄が妹について再びコメントしました。
10月13日、カイラの実兄ルーク・マッシー氏は、妹の健康状態に関するファンの質問に対して、「物事をクリアするために:カイラはメンタルヘルス/体重のために療養していません。彼女は脳震盪(のうしんとう)を受けて回復しています。」とコメントしました(ツイートは現在削除されています)。
彼の声明はPledisエンターテイメントの公式発表とは異なり、カイラは医師から休息を勧められていたといいます。
ファンは、事務所が真実を話すことができないと批判しました。これに対しルーク氏は、「私が言うことができないほど、もっと多くの話があります」とコメントしています。
ルーク氏は、「もしあなたが当初から正直であったとすれば、この多くの問題に直面することはないだろう」と、事務所批判ともとれるツイートをしました。
カイラが療養する原因となった「脳震盪(のうしんとう)」とは?
もし、カイラの実兄の話がすべて真実だとすれば、一般的に言われている彼女の活動休止の真実の理由について、多くのファンは思い違いをしていることになります。カイラは体重やメンタルヘルスではなく、「脳震盪」という肉体上の理由で、療養が必要との診断を受けたとルーク氏はコメントしています。
「脳震盪」には様々な原因とレベルがあるようです。
頭を強くぶつけずとも脳震盪は起こるようで、軽く頭をぶつけたり、揺らされたりすることで発生する「回転加速度」による衝撃が原因となることもあります。簡単に言うと、首を軸として頭が大きく振られる状態です。
カイラの場合K-POPの激しいダンスが引き金になったことも充分考えられます。
しかし、脳震盪を起こした人は、一時的に放心状態や錯乱状態になっても、意識消失は短時間で回復することが多く、15分以上続くことはまれです。脳震盪にはいくつかのレベルがあり、カイラのように医療陣からストップがかかる状態は、決して軽度のレベルではない可能性もあります。
脳震盪後症候群とセカンド・インパクト・シンドローム
脳震盪を起こしてから、症状が数日から1週間以上続く「脳震盪後症候群」という症状があります。頭痛(緊張型頭痛)、気持ち悪さ、めまい、忘れっぽくなる、物が二重に見えたりかすんで見える、集中力が続かない、ふらついて上手く歩けない、疲れやすいなどの症状が続きます。
頭痛やめまいの症状が長く続く事で、「自分は何か大きな病気なのではないか?」という不安に襲われたり、集中力が続かずイライラするなどの精神症状が現れることもあります。身体的な苦痛が続くとともに、うつなどの精神的な症状を伴うこともあります。この脳震盪後症候群は10~25歳ぐらいまでの若い男性に多いと言われています。
また、脳震盪には「セカンド・インパクト・シンドローム」という症状があります。頭部に衝撃を受けて脳震盪を起こした後、短期間に2度目の衝撃を受けることで、脳に重大な損傷が生じ、重篤な症状に陥ることです。
一度目の脳震盪から短期間で(脳が完全回復してない状態で)もう一度脳震盪を起こすと、一度の脳震盪でダメージを負って回復してない脳細胞に、さらにダメージが加わるわことで、取り返しのつかないダメージを脳にあたえてしまいます。
アメリカの医師団は、カイラがK-POPの激しいダンスにより、再び脳にダメージを与えることを懸念し、ドクターストップをかけたとも考えられます。
実際の事情については判断しかねるものの、「脳震盪」という明確な理由があるのはたしかなようなので、その回復を待ってカイラの健康が良好になるのを願うのが、ファンとしての賢明な態度であるようです。