2018-01-07

【発表】2017 K-POPガールズグループ楽曲大賞…それぞれのヒット曲で昨年一年を振り返る


2017年K-POPガールズグループの私的な楽曲大賞を発表します。

昨年も色々なことがありました。I.O.I出身組がPRISTINやWeki Mekiでグループデビューし、チョンハはその中で唯一のソロとして立派なデビューを飾りました。彼女たちは2017MAMAの横浜アリーナ公演に出演し、AKB48とのコラボという画期的なできごとが実現しました。

また、ガールズグループの精鋭たちが集まった「アイドルドラマ工作団」や、ヒチョル担任の元、新ガールズグループ fromis_9を生んだ「アイドル学校」などの番組も忘れがたいです。さらに私たち日本人にとっては、TWICEとBLACKPINKの日本デビューという大きなできごともありました。TWICEは年末の紅白にも出場という快挙を成し遂げました。

そんなことを踏まえながら、昨年一年を振り返る意味で、今回も個人的に選んだK-POPガールズグループの楽曲大賞を発表します。順位を一応つけましたが、あまり大きな意味はありません。また、ここに入らなかった曲にもすばらしい作品はたくさんあります。ですので、あくまで2017年の追想として楽しんでいただけたらと思います。


No.5 EXID - Night Rather Than Day


メインボーカルのソルジ不在でのカムバックとなった本作では、メンバーのLEが楽曲制作に参加、これまでにないタイプのEXIDのタイトル曲になりました。シンサドンホレンイによるソルジをサビで活かす楽曲とは異なり、自然な流れで曲が進行していく飽きのこない作品です。EXIDはこの曲で音楽性の幅をグンと広げました。


No.4 TWICE - LIKEY


TWICEのデビュー以来、続けてプロデュースを担当したブラックアイドピルスンが、「TT」から一年ぶりにタッグを復活させた曲です。結果としてはTWICEにとって2017年最高の出来栄えとなり、あらためて「TWICE X ピルスン」のタッグの強力さを示しました。フックを頭に持ってくる構成や、そこをサナに歌わせた点なども新鮮でした。


No.3 Girls Next Door - Deep Blue Eyes


KBSのバラエティ番組「アイドルドラマ工作団」から生まれたスペシャルユニット「Girls Next Door」のオリジナル曲。作曲はB1A4のジニョンです。粒ぞろいのメンバーによるオリジナルというだけでも目を引くのに、ジニョンによる音楽のすばらしかったこと。特に後半でメロディが6連になって変化をつけるところなど見事で、作曲家としてのジニョンの才能が如何なく発揮されています。


No.2 WJSN - Miracle


どうしてカムバックのタイトル曲をこれではなく「Happy」にしたのか、未だに解せない上、残念です。「Miracle」をタイトルにしていたら、間違いなく天下を取っていたと思います。そして、イベント関連でもほとんど演奏されることがないので、パフォーマンス付きの動画は音楽番組で歌った、短縮版の2回しかありません。しかし、「Miracle」の真骨頂は最後のフックの再登場にあるので、ここをカットした映像はどうしても消化不良になります。どんな形でもいいので、パフォーマンスのついたフルコーラス ver.が欲しいです。愚痴っぽくなりますが、それぐらいにすばらしい楽曲だということです。


No.1 LOONA/YeoJin - Kiss Later


Monotree ファンヒョンの最高傑作です。リリース時にはK-POP最年少だったヨジンが歌う姿は屈託がなく、何度観ても微笑ましい気分になります。一見、子供向けのように見えて、実は大人でなければわからない仕掛けが満載。特に2コーラス冒頭のサビの変化形での、主調に戻す転調の妙。それに続くJazzyなランニングベースとカエルのコーラスは涙モノ。ベンチャーズのテケテケギターが聴けるK-POPは、多分この曲ぐらいだと思います。ヨジンが大人になる前に、早くステージパフォーマンスで見せて欲しいです。


次点 PRISTIN - Wee Woo


メンバーが楽曲制作に参加した驚異のデビュー曲。歌手本人にこんな曲を作られたら作曲家の立つ瀬がありません。本当によくできた曲です。ギターのリフがカッコいい上、全体的にクールで引き込まれる推進力があります。現時点でガールズグループのトップ集団に最も近いのは、PRISTINかWJSNだと思います。