2019-03-09

【演歌版】PRODUCE 101のTV CHOSUN「ミストロット」が、視聴率7%超えで更に人気が加速! 中高年から若年層までを取り込み大ブームの予感


演歌版「PRODUCE101」のオーディション番組「ミストロット」が、韓国で今、大変なブームになろうとしています。

「ミストロット」はTV CHOSUNが制作する新概念のオーディション番組で、最終的に番組からデビューできるただ一人をめざし、約1万2000人の志願者の中から選りすぐられた100人の参加者たちが、毎回ステージで技量を競い合っています。

参加者はプロアマ問わず、漁師から声優まで様々な会社員が参加した「会社員部」、控室に搾乳機まで持って参加した「マミー部」、既にデビューしたものの、トロット歌手として再起を夢見る「ガールズグループ部」、既にトロット歌手として活動している「現役部」などに分けられ、舞台ではそれぞれの事情を話した後、歌唱披露するスタイルをとっています。

舞台経験のあるプロが集まった「ガールズグループ部」は、「ラニア」ヘミ、「プロデュース101」出身パクハイ、ファンインソンと「ベイビーボックスリブ」のメンバーだったファンヨンギョンまで、そうそうたる候補者が参加しています。




去る7日に放送された「ミストロット」2回の放送は、平均視聴率7.3%(ニールセンコリア有料放送世帯全国基準)を記録しました。これはTV CHOSUN史上初の視聴率7%の壁を突破する記録です。同時間帯の芸能視聴率1位はもちろん、放送2回にして自己最高視聴率を塗り替える驚異的な上昇を見せました。




「ミストロット」の成功の理由は、中高年の視聴者を取り込んだことだと言われています。若者向けの音楽番組が乱立する中、自分たちが見たかった番組がやっと始まったという状況。

これについて「ミストロット」のムンギョンテPDは「簡単で快適なトロットは、私達の感情も込められ、さまざまな年齢層の共感を得るジャンルだ。聞いてみると歌に目頭を赤くすることもある」とし、「このプログラムは、途方もなく包装するよりも『真面目にトロットに挑戦した人の夢を見せること』が目標だった」と述べました。

当初は中高年が中心だった視聴者も、それを脇で見ていた子にあたる若年層まで取り込み始め、やがては視聴率10%も実現不可能ではない状況になっています。事実、何の気なく見始めた若年層の「かなり面白かった」という声が聴かれ始めています。





あの大ヒット番組「PRODUCE 101」シリーズでさえ5.7%が最高値でした。2回にして早くもそれを軽く飛び越えてしまった「ミストロット」は、今後さらに幅広い視聴者層を取り込み、視聴率10%も夢ではない大きなコンテンツに成長する可能性を見せています。

最近、韓国ではトロット再興の兆しが見られる中、まさに時流に乗った「ミストロット」の今後が注目されています。