秋元康氏プロデュースのSDN48は、48Gで初のK-POPを意識したグループでした。
先日、今から10年前の2009年に放送された、Mnetと日本の芸能事務所アップフロントがタッグを組んだサバイバルオーディション番組「対東京少女」についてご紹介しました。
ちょうど同じ頃、AKB48グループプロデューサーの秋元康氏は、日本で少女時代やKARAの人気が出始めた中、楽曲やダンス、衣装などK-POPを意識した新しいグループを誕生させていました。それが「大人っぽいアイドル」がコンセプトのSDN48です。
SDN48(エスディーエヌ フォーティエイト)は、秋元康氏の完全プロデュースにより2009年に誕生した日本の女性アイドルグループで、2009年から2012年までの約4年間に渡り活動していました。
AKB48グループを構成するグループのひとつで、グループ名のSDNはAKB48が公演を行っている東京都千代田区秋葉原(外神田)のAKB48劇場で、原則毎週土曜日の夜に(SaturDay Night)公演を行うことに由来しています。2012年3月31日をもってメンバー全員が卒業し、グループとしての活動を終了しました。
SDN48は当時、歌番組にも頻繁に出演していました。また、メンバーの芹那や野呂佳代はタレントとしてもよく知られる存在でした。
さらに、3期生にはシヨンという韓国籍メンバーも参加していました。
日韓同時デビュー曲「GAGAGA」にはハングルの歌詞も登場
2ndシングル「愛、チュセヨ」ではタイトルにハングル
SDN48から10年の時を経て、秋元PDは現在、韓国で生まれたガールズグループIZ*ONEの日本活動をプロデュースしています。今度は「K-POPスタイル」ではなく、本物のK-POPガールズグループです。
秋元氏とK-POPの関係は昨年の「PRODUCE48」から始まったと思われがちですが、実際は10年前から既に、K-POPを強く意識したグループをプロデュースしていたのでした。