虹プロから新たなスター候補が誕生しました。
20日、Huluで配信されたJYPXSONY MUSICのオーディション番組「Nizi Project」第9回では、韓国行きの最終メンバーが決まるショーケースの前編が公開されました。
日本で合宿を続けてきた26人の参加者たちは、5,6人ずつのチームに分かれて、それぞれが準備した楽曲のパフォーマンスを披露しました。
審査員にはパク・ジニョン代表はもちろんのこと、TWICEのサナ&モモがそこに加わり、舞台に真剣な眼差しを送り、参加者たちを評価しました。
前編として3組のチームが登場した今回のショーケースでは、最後に予想外のニューヒロインが誕生しました。
JYP練習生のユナ、優れたボーカルのヒルマン・ニナらと共に、ITZYの「Dalla Dalla」チームに参加したマユカは、この日の放送で最上級と言える高評価をパク・ジニョン代表から得ました。
これまでキューブをひとつも獲得していないのに、心から楽しんでいるのが不思議でよかったと評した代表は、「5人の中で肩を回したのはマユカさんだけ」と細かな部分を取り上げ、マユカのパフォーマンスが特別だったことを強調しました。
さらに驚いたことに、これまでキューブ0個だったマユカに対し代表は、ボーカル、ダンス、スター性の3つのキューブを一挙に渡しました。代表は以前から、ショーケースのパフォーマンス次第で、キューブ0個からでも逆転できると言っていましたが、まさにそれを絵に描いたように証明した形になりました。
ここでひとつ興味深いことがあります。マユカのチームがショーケースの舞台に立つ前に、本番に備えてトレーニングに励むメンバーたちの姿が紹介されていました。
そこではボーカルトレーナーが「マユカひとりだけが歌がすごく上手かった」と激賞していました。「今の感じで本番もやれれば大丈夫」と、トレーナーはマユカのボーカルに太鼓判を押しました。
このチームのボーカルでは、私個人としてはヒルマン・ニナの声にしか意識が向きませんでした。ですから、代表とトレーナーの意見の一致に「やはりプロは見るところが違うのか…」と思いました。
これについても、トレーナーはレッスン中に同じことを言っていました。
そればかりかボーカルでもトレーナーからダメだしされるニナ。
これを見ていて感じるのは、ニナはトレーナーや代表から期待されるからこそ、特に厳しい指摘を受けるのではないか?ということです。
最初のチームでは、トレーニングの時からメンバーたちをまとめ、リードしたリオに対し、代表は思いがけず厳しい言葉をかけました。
2PMをカバーした次のチームでも、代表はマコを「良いリーダーシップを発揮したのだと思います」と褒めながらも、ダンスに対し「力が入り過ぎている。動作が硬くて小さい」と厳しい評価を伝えました。
ニナ、リオ、マコは、代表から特に期待されるからこそ、時間を割いて厳しい指摘を受けているのだと感じました。言ってみればもうすでに新グループ候補として、トレーニングが始まっているという感じです。
サナとモモはほとんどの評価で意見が一致して、いつも同じ参加者に対して高評価を出しました。中でも2人が特に強く反応したのはアヤカです。
アヤカは最初の自己紹介から、しっかりタイミングを間違えて「ごめんなさい」とあやまりました。それを見たサナとモモは「可愛い」と笑顔を見せました。
ステージでは意外と?様になっているアヤカ。
サナとモモは他に、チームを牽引したマコや、次のチームで豊かな表情を見せたユナなどに対しても高評価を出しました。
次回のショーケース後編では、いよいよ韓国で本格的なトレーニングを受ける最終メンバーが明らかになります。今回の審査を見る限り、メンバーの選定にはサナとモモの意見も大きく反映されそうな気配です。シーズン1のクライマックスとして、見逃せない内容になりそうです。