9月10日午後、MYSTIC STORY社屋から配信されたライブ公演「リッスンステージ」には、先日放送された「マツコ会議」にも韓国から登場したキム・シユンが出演しました。
前日のムンスアに続き、mystic.rookiesの連続出演となったこの日のリッスンステージでシユンは、1年数か月前の初登場時と比べて、格段に安定感の増したボーカルを披露しました。
シユンは昨年下半期に、タルちゃんこと福富つきと共に日本のPopteen専属モデルをめざし「第3次 Popteenカバーガール戦争」に出演していました。このプログラム中では、モデルたちが歌唱力を競い合う企画がありましたが、その頃と比べても着実に進歩しているのが感じられました。
特に驚かされたのはラップで、あたかも新グループでラップを担当するかのような仕上がり具合を見せました。一方、ラップのイメージが強いムンスアが、前日のリッスンステージでノーマルな歌唱に比重を置いていたことを考えると、グループ内での担当も固まりつつあるのを感じさせました。
シユンのリッスンステージ後半では、mystic.rookiesでメインボーカルのキム・ハラムがサプライズ登場し、2人はデュオとして小気味よいハモリでファンを楽しませました。
シユンとハラムは声の相性が良く、細かなフレーズでも息がぴったりで、rookiesがボーカルアンサンブルにも力を入れているのがわかりました。このあたりが一般的なアイドルグループとはひと味違うところで、元来アイドルとは無関係な本格派のアーティストを多く扱ってきたMYSTICならではと言えます。
以前の記事で、MYSTICの新しいガールズグループはシユンが練習生に入った時点で、MAMAMOOスタイルから舵を切ったと書きましたが、実際はMAMAMOOスタイルも残しつつそこに、よりアイドル性を加味していると言った方が適切なようです。
mystic.rookiesは前日も、リッスンステージでムンスアが自作曲を聴かせるなど、アーティスト性の高さも感じさせています。事務所としてアイドルを初めて手がけるMYSTIC STORYの新しいガールズグループが、一体どのような姿でデビューするのか、今からファンの高い関心を集めています。