2020-10-12

今、注目のガールズユニット "フィロソフィーのダンス"、フュージョンバンドDEZOLVEとのセッションでアイドルを超えた一発録りを公開


日本のアイドル事情に疎い私が、数年前から気になっていたグループがメジャーデビューしました。4人組のガールズユニット"フィロソフィーのダンス"です。

フィロのスとの出会いはYouTubeで、「日本にも何かいいグループはいないか」と片っ端から動画を見ていた時に偶然目に留まりました。彼女たちの音楽は70年代のファンクやR&Bを軸にしたクオリティの高さが魅力で、日向ハルを中心としたボーカルの確かさも、ただのアイドルでは括れないものがあります。

そんなフィロソフィーのダンスが9月23日、ソニー・ミュージックレーベルズよりシングル「ドント・ストップ・ザ・ダンス」をリリースし、メジャーデビューを果たしました。ヒャダインこと前山田健一氏が作詞を担当したこの曲は、それまでのフィロのスが示してきた音楽性をさらに推し進め、もはやアイドル曲とは言えないレベルにまで洗練された快心の一作です。


特に目を引いたのは、あたかもK-POPを思わせるような本格的なDance Practice動画が公開されたことです。フィロのスにはダンスよりも音楽性を期待してきたので、意外であると同時にとても新鮮でした。


さらに驚かされたのは、その2日後に公開された、フュージョンバンド"DEZOLVE"とセッションした同曲の一発撮り映像です。DEZOLVEは相手がアイドルであることなどお構いなしに、好き放題にアレンジした楽曲を弾き、叩きまくっているのですが、フィロのスのボーカルはこれに少しも負けておらず、聴き応え満点の痛快な演奏になっています。


何の予備知識もない人がいきなりこの動画を観たなら、まさかこれがアイドルグループのレコーディング映像とは夢にも思わないでしょう。聴いてこれほど充足感のあるアイドル楽曲の演奏は、近年稀です。


フィロのスにはDEZOLVEとのコラボをぜひ続けていただきたいです。できればライブも、彼らとのセッションの形で進めてくれたら最高です。特にアイドルファンではない、一般の音楽ファン層にも、間違いなくアピールする内容のものだと思います。


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