2020-12-06

今月の少女(LOONA)、キムリプの「Eclipse」は不測の事態に急遽作り直した緊急の1曲だった…元統括プロデューサーJadenJeong氏が明かす

今月の少女(LOONA)の元統括プロデューサーだったJadenJeongことチョン・ビョンギ氏が自身のブログの最新の投稿で、LOONAの楽曲制作に関して過去を振り返り、興味深い事実を明かしています。

ビョンギ氏が触れているのは、LOONAの6人目のメンバーとしてお披露目されたキムリプのデビュー曲「Eclipse」についてです。

彼はこの楽曲の制作に関して以下のように語っています。

「これは、私がLoonaを作り、KimLipのシングルを制作していた非常に昔のことです。オッドアイサークルの始まり。そのため、以前のメンバーのトラックから180度回転したポップチューントラックが必要でした。

毎月息を呑むほど緊急のスケジュールで、ある部屋で歌詞を書き、アーティストは次の部屋でレコーディングし、その週末にMVを撮影する必要がありました。そのような熱狂的な状況。すると突然、作曲家から曲が使えないという連絡がありました。

あ…………歌が落ちた。それは悲しい理由でした。しかし、悲しむ時間はなく、最初からやり直しました。当時急いでまとめた曲が「エクリプス」として世に出ました。プロデューサーのObiKleinとCharliTaftが私たちを救ってくれました。」


ヒジン、ヒョンジン、ハスル、ヨジン、ViViと、比較的にポップで親しみやすい楽曲が続いていたLOONAの楽曲の中で、キムリプの「Eclipse」にはまったく別物の響きがあり、ここがLOONAの大きな分岐点になりました。

それまでのファンを失った一方、新規のファン層を開拓したのは「Eclipse」とそれに続くユニットODD EYE CIRCLEの楽曲群です。特に「Eclipse」は米国NASAの公式サイトでも紹介され、この頃からLOONAは世界規模で注目されるようになりました。

しかし、「Eclipse」にこのような逼迫した裏話があったのは驚きです。LOONAプロジェクトは最初からすべてが決まっていたわけではなく、完全体がデビューするまでにいくつか流動的な変化があったようです。


たとえば「PRODUCE48」に出演したBlockberry Creative元練習生のコ・ユジンは、最近のYouTubeプログラムで、「私は会社に属していて、グループのプロジェクトに参加していましたが、イメージが一致しなかったためにカットされました。会社は、PD48に行くか、家に帰るかのどちらかだと言いました。」と当時の事情を明かしました。

コ・ユジンはLOONAの近況を伝えるYouTubeのプログラムLOONA.TVで、顔のぼやけた練習生として映像に登場していました。その時点では、LOONAのメンバーとしてデビューする可能性がありました。

(最近のコ・ユジン)

またイヴはデビュー直前に親会社Polarisのオーディションから流れてきて、急ピッチで準備が進められたことが知られています。

K-POPガールズグループの世界では、実際にデビューしてMVが公開されるまで、練習生の誰が本当にデビューするのか確信は持てないとされています。
 
それにしても、キムリプのデビュー曲「Eclipse」は、用意周到に時間をかけて準備されたものと思っていましたから、今回の裏話はとても意外でした。