一般的なボーカルやダンスの実力、ビジュアルなどの判断基準とは別次元にいるような、K-POPでもJ-POPでもない「NiziU」というジャンルな気がします。そして、その根幹にあるのはJ.Y. Parkことパク・ジニョン代表の何より人間性を重視する方針で、結局最後は「人そのもの」なんだという代表のポリシーが鏡のように映し出されたグループだと思います。
競い合うより和合を選んだメンバーたちの目は澄んで淀みなく、真っすぐに未来の夢に向いて輝いています。あらためて代表は、そういう観点でこのメンバーたちを選んだのではないかと、今日の放送を見ていて思いました。天候はどんよりですが、とても清々しい明るい気分になりました。
前置きが長すぎですが、12月2日のデビュー日の今日、NiziUは日本の育ての親とも言える番組「スッキリ」に生出演して、約30分近くにわたりトークを展開した後、締めくくりにデビュー曲「Step and a step」を披露しました。
放送中ではパク・ジニョン代表が直々にレコーディングスタジオでメンバーに指導する場面が流れました。印象的だったのは代表は歌唱法に関するアドバイスは一切せず、「もっと自然に、友達を思うように」といった気持ちの作り方に重きを置きました。形ではなく心だということです。
ミュージックビデオで孤島に一人ぼっちのミイヒを呼びに行くシーンについて、最初に聞いたときに「私だと思った」とマヤは言いました。普通、こういうことを自分で言うと嫌味になるものですが、マヤの場合微笑ましくなってしまうから不思議です。これも一重に人徳の賜物でしょうか。
それと、レコーディングのシーンにはミイヒも登場しました。あまりのすばらしさから代表が急遽ハモリのパートを追加して、その場でいきなり歌わせていました。それも難なくこなしたミイヒの勘の良さには驚きます。本当に、TWICEのライブ会場でスカウトされた、ただのONCEだったのでしょうか? 凄い原石(当時)を発見したものです。
でも、NiziUの一番の特色はアヤカのようなメンバーがいることです。虹プロの最初から見ている方ならわかると思いますが、他のほとんどの事務所だったらオーディションの第一次審査で即アウトです。箸にも棒にもかからないと切り捨てられるでしょう。
しかし、そうしたパフォーマンス面のみで判断するのではなく、代表はその向こう側にあるアヤカのタレントとしての魅力を瞬時に見抜いたわけです。優れたプロデューサーやスカウトは今の姿ではなく、2年後、3年後のその人の姿を透かして見ています。
亡くなったジャニーさんもそうですが、結局はその眼力があるかないかで8割が決まってしまいます。不謹慎かもしれませんが、MnetのアンPDだって、もしあれが視聴者投票のオーディションプログラムではなく、芸能事務所のPDとしてIZ*ONEのメンバーを選んだとしたらとんでもない慧眼だったと言えます。
話がまとまらないのでこのあたりにしますが、とにかくNiziUのメンバーの人選はキャラクター配分も含めて絶妙だと思います。今夜はFNS歌謡祭にも出演するので、そこでもあらためてNiziUのキャラクターの魅力を堪能したいと思います。
(ガチファンのPerfumeあ~ちゃん. Parkさん、熱いです)