Billlie | 'trampoline' M/V 今から10数時間前、時を同じくして2組のK-POPガールズグループが傑作MVを公開しました。まずひとつ目はBilllie。これまでにもBilllieはクオリティの高い楽曲を数多くリリースしてきましたが今回は格別です。鬼才ハンジョンスPDがいよいよその正体をむき出しにしてきたという感じ。作詞・作曲・編曲に名を連ねるC'SAは、かつてシンシアの名で「MOMOLANDを探して」「アイドル学校」に出演したことでも知られています。2021年からプロデュース業を開始しBilllie以外にもaespa、NMIXX、fromis_9、Kep1erなどに楽曲を提供してきました。ハンジョンスPDとC'SAは要注目です。

XG - IYKYK (Official Music Video) 二つ目はXG。2001年にリリースされたm-floの"Prism"をサンプリングした楽曲で、2-Stepリズムが生み出す疾走感が、これまでにないXGの新たな魅力を引き出しています。デビュー前からXGを育ててきたサイモンPDもいよいよ遠慮なくなってきました。YouTubeコメント欄にはm-flo本人が感謝のメッセージを記しています。


2017-09-19

新オーディション番組「ミックスナイン」の全貌が明らかに!最終的に9人編成の新グループが誕生するサバイバルオーディション



10月から放送開始されるJTBCの新オーディション番組「ミックスナイン - MIX NINE」の具体的な内容が明らかになりました。

19日、ソウル上岩洞JTBC社屋では、JTBCの新しい芸能プログラム「ミックスナイン」の記者懇談会が開かれました。この席には演出を引き受けたハンドンチョルPDとユソンモ本部長が出席しました。

結論から言うと、新番組「ミックスナイン」は、「プロデュース101 Season3」と言ってもいい、新たな9人編成のグループを誕生させるためのサバイバルオーディション番組でした。YGヤン・ヒョンソク代表が全国津々浦々の企画会社を訪ねて、スターの原石を発掘するのは、前半の「企業ツアーステップ編(Enter Tour Step)」で、後半の「コンペステップ編(Competition Step)」では、見慣れたサバイバルオーディションの形式に移るようです。

まず、前半にはYGエンターテインメントのヤン・ヒョンソク代表が、全国の大小企画会社を直接探訪し、可能性を持つアイドル志望者に会い、宝石を発掘するリアリティコンペティションプログラムが放送されます。

そして後半では、性別に関係なく参加した400人の練習生たちから、サバイバル過程を経て、最終的に男9人、女9人に圧縮されます。さらにファイナルでは、9人のボーイズグループ vs 9人のガールズグループの形でチームを組み、デビューをかけて両チームが対決を繰り広げ、最終的な勝利チームが「ミックスナイン」の栄誉を抱くことになります。

つまりは、スターの原石が云々といった話は前半だけのことで、後半には見慣れたサバイバルオーディションが展開するということです。既存のサバイバルとの違いは、男女混成の対決としたことぐらいでしょう。




記者懇談会の席ではすぐに、KBS2のアイドル再起番組「ザ・ユニット」のことが話題にのぼりました。しかし、ハンドンチョルPDは、「ザ・ユニット」をよく知らないので、差別ポイントについては答えられないとしていました。

これに関して説明すると、2つの番組の違いは、「ザ・ユニット」が既にデビュー経験のある者を参加者としているのに対し、「ミックスナイン」では、デビュー経験者はもちろん、練習生までがそこにプラスされます。さらに、ユソンモ本部長の話では、YGエンターテインメント練習生も参加(しかし贔屓はしない)とのことなので、「ザ・ユニット」の対象者の規模がさらに拡大された、一大サバイバルオーディションという見方もできます。

ただ、どちらも男女混成プログラムなので、男性も女性も出演するオーディションという点では差異が見えないかもしれません。最終的に9人編成の新たなグループが誕生するという結果のみを見れば、ほぼ同じということも言えます。




スター発掘支援の精神は、番組でどこまで活かされるのか?

この日出席したユソンモ本部長は、「路地商圏」(庶民の商圏を守る)を強調し、「小貪大失」(小を貪って大を失うこと)にならないように、公明正大なプログラム進行を心がけることを伝えました。また、実力がありながら、企画会社の規模などにより、不当に埋もれた人材に光をあてたいことも強調していました。これはハンドンチョルPDも同じです。

「ミックスナイン」の前半である、「企業ツアーステップ編(Enter Tour Step)」では、YGヤン・ヒョンソク代表が前面に出て、スター発掘支援の精神も充分に活かされると思います。その意味では、昨日トップバッター出演が発表された「今月の少女」などにとっては、より多くの人に存在を知ってもらえる絶好の機会と言えます。




しかし問題は、後半の「コンペステップ編(Competition Step)」です。

もし仮に、今月の少女のメンバーの誰かが、最終の9人に選ばれて、グループが活動権を得たなら、新グループの契約期間中は今月の少女の活動は難しくなり、完全体デビューへ向けてのプログラムは中断される可能性もあります。DIAのファンがイェビンとソミの「ザ・ユニット」出演に不安を抱くのと、まったく変わらない状況になり兼ねません。

「今月の少女」の完全体デビュー前に、例えばヒジンなどが「ミックスナイン」の新グループの一員としてデビューしたら、これはファンとしては複雑です。こうした点をどう考えるのか、所属事務所はファンへの説明を余儀なくされるでしょう。

さらにひとつ気になるのが、以前にもお伝えした、「BLACKPINKは実は9人編成だった説」です。これはYGヤン・ヒョンソク代表の当初のプランで、9人のうちの4人が現在のBLACKPINKの4人であり、YGにはまだ残る5人?の練習生がいて、デビューの機会を待っているかもしれません。となれば、当然、その練習生たちが「ミックスナイン」に出て来る可能性もあります。

すると、飛躍した考えとしては、例えばYG練習生数名にプラスして、全国からピックアップした有望な練習生、及びメンバーを加えた9人編成の新グループが誕生してもおかしくありません。そして、これもヤン・ヒョンソク代表がかつてインタビューで答えたように、日本を活動の拠点とするBLACKPINKの妹分のガールズグループがそれになる可能性もあります…。

これ以上はキリがないので控えますが、ともかくも、新番組「ミックスナイン」は、今年下半期に「ザ・ユニット」と並び、様々に話題と議論を呼ぶ番組になることは間違いなさそうです。





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