K-POPガールズグループの歴史に、ひとつの大きな節目が訪れようとしています。
9日、ガールズグループ少女時代の再契約について、所属事務所SMエンターテイメントが立場を明らかにしました。
SMエンターテイメントの関係者はこの日、少女時代メンバーのスヨン、ソヒョン、ティファニーの3人が、SMエンターテイメントとの再契約をしないことにしたと伝えました。ティファニーは韓国を去って演技を研究する予定。一方、スヨンとソヒョンは、新しい事務所の下で俳優としてのキャリアに焦点を当てる予定だということです。
結果としてテヨン、ユナ、ヒョヨン、ユリ、サニーのメンバー5人が、SMエンターテイメントと再契約をした状況になります。
9日午後、SMエンタテインメントは、公式な声明文を発表しました。
【SMエンターテインメント 公式コメント 全文】
少女時代は私たちSMにとってもファンの皆さんにとっても、とても大切で意味のあるグループです。メンバーたちは解散は全く考えておりません。
しかし、契約が満了したメンバーがいるため、少女時代の今後の活動の方向性についてはメンバーたちと話し合い、慎重に決定いたします。
たくさんの応援をお願いいたします。ありがとうございます。
10月10日午前の時点で、韓国の芸能ポータルサイト「NAVER テレビ芸能」では、少女時代関連の記事を、トップ項目で並べて伝えています。
そしてこのニュースに対し韓国のファンは、残念だとする声を多く寄せています。
・ほぼ解体ではないか.....完全体活動するつもりだったら、みんな残っていたのだろう
・今は少女時代、これから少女時代、永遠に少女時代…少女時代は永遠に応援するよ！そして、常に覚えてるよ♥
・少女時代geeは本当に韓国において聞かれたものだった
・事実上解体
・2NE1もWonder Girlsも少女時代も...レジェンドトップ3が多終わった...
あまりにも惜しい
・Wonder Girls、2NE1、SISTAR、KARA、AfterSchool、4Minute....そして少女時代が抜ける。2〜2.5世代ガールズグループたちが解体だね
・これを何と表現すべきか...ただぼんやりとなる。このような瞬間がやってくるとは思ったが、遠い未来の話と思っていた。すぐに来るとは思わなかった。再契約をしたメンバーでも、しなかったメンバーたちも、10年の間とてもありがたく大好きです。
今回、ソヒョン、ティファニーが契約更新をしなかったことで、少女時代のボーカルユニット「テティソ」の活動も見ることが難しくなりました。テティソは不定期ながらもカムバックごとにクオリティの高い楽曲を発表し、ファンを楽しませてきました。
＃プロジェクトとしての少女時代の活動の可能性
スヨンとティファニー、ソヒョンはSMエンターテイメントと再契約をしなかったものの、少女時代の活動を続けていく可能性が完全に立ち消えたわけではありません。3人は少女時代への愛着が大きいため、プロジェクトとして少女時代のアルバムの活動に参加する可能性もあります。
神話とgodのように、所属事務所が違うメンバーたちが、一緒に活動していくチームのケースもあります。少女時代のチームの維持と「少女時代完全体」の意味が大きいため、8人完全体の舞台を望むファンの声も大きいです。
しかし現実的に考えれば、3人が再契約をしなかったのは、少女時代の活動の可能性が低いという意味も含まれます。彼女たちは留学や海外進出、演技活動というもうひとつの道を選んだとも受け取れます。
＃ティファニー、スヨン、ソヒョンの今後の歩みは？
ティファニーとスヨン、ソヒョンの今後の活動は、どういったものになるでしょうか？ティファニーは過去の早い時期に、米国留学と海外進出の話が行き来したと伝えられていました。国内でも少女時代だけでなく、ソロアルバムを発表するなど、自分の音楽を強烈にアピールしてきたティファニーは、個人的な活動に集中する見通しです。
スヨンとソヒョンは演技活動に集中するものとみられます。2人は最近、MBC週末ドラマ「食卓セットする男」と「泥棒、ドヅクニム」で俳優として活動しています。スヨンとソヒョンはグループの活動と並行して、着実に演技活動をしてきただけに、今後は演技に集中して活動半径を広げることが予想されます。
＃そして、少女時代本体の今後は？
テヨン、ユナ、ヒョヨン、ユリ、サニーのメンバー5人が残った少女時代。グループとしての活動が不可能ではないとは言え、5人だけの活動にはあまりに寂しいものがあります。テヨンとともに少女時代の鉄壁のボーカルワークを固めたジェシカ、ティファニー、ソヒョンはもういません。
また持ち前の明るさでチーム推進の原動力だったスヨンも去ってしまいます。もし活動を継続したとしても、大幅な戦力ダウンは否めないでしょう。と言うより、チームの形として、最早「少女時代」とは心情的に思えないところがあります。
今後、どういう方向に話がまとまるにしても、今回の3人の契約不更新は、K-POPガールズグループの歴史のひとつの節目となる、あまりに大きなできごとと言わざるを得ません。
