Loonaの11番目のメンバーGoWonのソロ曲「One&Only」が、30日正午に公開されました。今回も安定のLoonaクオリティで、モード系とアイドル性が絶妙にブレンドされた楽曲は天下一品です。
Yvesから始まった第3のユニットは、サウンドとしてはSMに近いようです。今回の「One&Only」では、映像にもどこかRed Velvetの気配を感じます。Loonaの3つのユニットは大きく分けて、1/3がLovelyz, GFRIEND系で、ODD EYE CIRCLEがBLACKPINK系、そして多分、3/3と銘打つ第3のユニットがf(x), Redvelvet系と言えそうです。
「One&Only」のM/Vには、Yves、Chuuの姿も見えます。このユニットは旧約聖書をコンセプトに打ち出しているので、映像には教会やダ・ヴィンチの「最後の晩餐」を思わせるシーンもあります。そして、最後に3人は閉じ込められていた場所を抜け出し、どこかへ向かっているようです。そこには最終メンバーが待っているのでしょうか?
*遠近法を用いたGoWonを中心とした三角形の構図 は「最後の晩餐」を思わせます。
*3人が逃げ出し向かう先とは…?
Loonaはカップリングに秀逸な曲が多いのも特徴です。ここでは、ODD EYE CIRCLE以降のアルバムのカップリング曲をまとめてご紹介します。
LOONA-Go Won|Chuu ft. Kim Lip - See Saw
LOONA/Chuu/Yves - Girl's Talk
*f(x)が歌いそうなモード感。タイトルでも切れそうな秀曲。
LOONA Yves - D-1
LOONA JinSoul & Kim Lip - Love Letter
LOONA Choerry & JinSoul - Puzzle
BlockBerryの関係者はLoonaプロジェクト開始当初、グループの展開について、次のような意味のことを語っていました。「今月の少女は音楽番組で1位をめざすような成功を望まない。わかる人にはわかるホンモノをめざし、ファンダムはその世界観を共有できる者たちの集まりになるだろう」。これまでのLoonaの音楽を聴けば、正にその通りであることがわかります。
派手なタイトル曲で活発に活動するタイプではない、いわゆるアーティスト志向なので、一気に大ブレイクは難しいかもしれませんが(制作側も望んではいない)、ホンモノ志向の音楽ファンを中心に、着実に人気を広めていくことでしょう。そしてある意味、最も「世界」に近いのは、こうしたLoonaのような音楽かもしれません。