中国版「PRODUCE 101」の全貌が、少しずつ明らかになっています。
2018年4月から「PRODUCE 101」の中国版「創造101」がスタートします。この番組は中国のデジタルサービス会社テンセントが制作するもので、大きな特徴はMnetの許諾を得て、著作権使用料も支払われる「Mnet公認」のコンテンツであるということです。
タイトルが中国仕様に「創造101」と置き換えられるだけで、コンテストとプログラム形式は変更されず、そのまま用いられます。ただし、韓国のように多くの企画会社と所属練習生が参加するのは難しいとされています。なぜなら中国にはまだ、そうしたアイドル文化が根付いていないためです。そのためテンセント側は、中国国内にとどまらず、例えば韓国などにも参加募集を呼びかけているとも言われます。
中国版「PRODUCE 101」では、EEG(台湾)や、STAR48(SNH48グループ)が参加に向けて準備しているとされています。特にSTAR48が中心的な「寄稿者」になる可能性が高く、SNH48を筆頭にBEJ48、GNZ48、SHY48およびCKG48などから多くの練習生が参加すると見られています。
SNH48のサブユニットでK-POPコンセプトに特化した「7 SENSES」は、オール韓国人スタッフで楽曲からMVまでが制作されています。すでに韓国でも高い人気を得ています。総合コミュニティサイト「theqoo」では、頻繁にSNH48の話題が上っています。
また、SNH48は全般にK-POPよりの傾向を見せており、韓国Mnetの「PRODUCE 101」との親和性も高いものと思われます。SNH48は2016年に、AKB48側とは袂を分かっているため、Mnet X AKB48の「PRODUCE48」に参加することはありません。しかし、Mnet X テンセントの「創造101(PRODUCE 101・中国版)」には、多くの練習生を送ることが予想されます。
ですから、「PRODUCE48」「創造101」のどちらも、中心に立つのはMnet(CJ E&M)ということになります。そうとなれば、Mnet側もテンセントに協力して、韓国からの練習生を送る可能性も出て来るかもしれません。
2018年は「PRODUCE48」と「創造101」に注目しておいた方がよさそうです。