オーディション番組「PRODUCE48」の制作が難航している模様です。
「PRODUCE101」シリーズのMnetと、秋元康プロデュースのAKB48グループがタッグを組み、「PRODUCE101 Season3」として発表された新プロジェクト「PRODUCE48」。昨年、11月29日の「2017 MAMA in JAPAN」のステージには秋元康氏も登場して、プロジェクトを大々的にお披露目しましたが、その後、数ヶ月にわたり主だった進展を見せていませんでした。
そんな状況下、20日午前に韓国の日刊スポーツは芸能関係者の声として「韓日合作で知られているMnet『プロデュース48』に参加するすべての人選抜が完了した。来月初め撮影を始めて5月の放送を目標にする」とのコメントを掲載しました。
すると間もなく、今度はMnet関係者の弁として「『プロデュース48』が4月に撮影を目標に進めており、正確な放送時期などはまだ決まっていない。参加者が最終的に確定したわけではない。現在もミーティングを進行中だ」とのコメントを、ソウルの経済スターが掲載しました。
また、OSENは「『PRODUCE48』は4月の撮影開始を目標にしているが、まだ打ち合わせを進行している。人員がまだ揃っていない。放送も5月を目標に準備している」とのMnet関係者のコメントを掲載しました。
これらを統合すると、次のようになります。
・「PRODUCE48」は4月の撮影開始を目標に準備中
・5月の放送を目標にしているが、正確な放送時期などはまだ決まっていない
・参加者が最終的に確定したわけではなく、人員は揃っていない
・現在もミーティングを進行中
11月の盛大なプロジェクト発表を考えると、その後はいささかトーンダウンの感が否めませんが、日韓合同で初めての、大型オーディション番組の制作とあって、双方のスケジュールの調整、また言語の問題など、予想以上に難題があったかもしれません。
今回のMnet関係者のコメントに、韓国の「PRODUCE48」フォーラムでは、「来月初めに撮影を開始する予定だと?まだ撮影に入らなかったなんて、その事実が驚く」と、長文で憤りを顕わにする声もありました。またその一方で、「落ち着いてよ。4月に(参加者を)公開するという大きな確定が起きたも同然なんで、今はじっくり待とうよ」と宥める声もありました。
私はこの数か月間、韓国フォーラムを日々見ていたので、双方の言うことがよくわかります。中国版「PRODUCE101(創造101)」は順調に進行しているのに、「PRODUCE48」はなぜ、一向に新しい話題が出ないのか?と疑問に思っていました。また、もしかしたらこのままキャンセルになるかもしれない… といった思いもありました。ですから、進展の遅さは気になるものの、とりあえずキャンセルにならなくて良かったという思いです。
ただ、現時点でのMnet関係者のコメントを見る限り、未だ番組が確実に制作されるという確信は持てません。もう少し、具体的な日程の数字がほしいです。初めての日韓の大きな合同プロジェクトなだけに、一体どのようなものになるのか?という期待と好奇心もあります。