ダンスポジションの総合1位と2位は、どちらもNMB48メンバーでした。
27日に放送されたMnet「PRODUCE48」では、ポジション評価の後半戦6チームの舞台が公開されました。そして、すべてのチームの評価が終わったあとで、恒例の現場評価の順位発表会がありました。今回は各ポジションの総合1位に、それぞれ10万票がベネフィットで与えられるため、会場には前回にも増して緊張感が漂いました。
ボーカル&ラップポジションの評価では、ヘイズの「君も知らない」のサブボーカルとしてステージに立ったハン・チョウォンが総合の1位になり、ベネフィット10万票を受けました。ハン・チョウォンは放送後、YAHOO! JAPANでリアルタイム検索ワード1位になりました。韓国の芸能番組に出演する練習生が、日本のリアルタイム検索でランクインするのは異例なことです。
総合2位はBTSの「伝えられなかった本心」を歌ったチームで1位になった宮崎美穂でした。ここまでパフォーマンスで特に注目を集める機会のなかった宮崎美穂は、今回の歌と成績により、一気に韓国ファンの関心の的になりました。
続いてダンスポジションの評価では、この時点で暫定1位の白間美瑠と、順位未発表の村瀬紗英の一騎打ちになりました。2人はそれぞれのポジション評価のチーム内で1位を獲っています。奇しくもどちらも日本のNMB48メンバーによる対決となりました。
結果は477票で白間美瑠を8票上回った村瀬紗英が、ダンスポジション総合1位に輝きました。ベネフィット10万票が入ることをずっと願っていたという村瀬紗英でしたが、まさかそれが現実になるとは思わず、発表の瞬間は飛びのくほどの驚きを見せました。
2位の白間美瑠は仲間の大躍進を笑顔で祝福しました。また、ポジション評価で同じチームだった小嶋真子も、チームメイトの成績に驚き、抱き寄せて喜びました。
発表会の終了後、村瀬紗英は1位の喜びを顕わにして愛嬌を見せました。1次順位発表式では40位だった村瀬紗英にとって、今回の10万票はデビューの可能性に向けての大きな後押しになりました。
また2位になった白間美瑠もトップを譲ったとは言え、堂々の成績でした。結果としてダンスポジションの2トップはNMB48が占めることになりました。日本ではダンスに定評のあるNMB48が、実力の高い韓国でそれを証明した形になります。
NMB48は「PRODUCE48」の最初の事務所別評価で「ファンを楽しませることを一番に考えている」と言っていました。今回、白間美瑠と村瀬紗英はダンスの見せ方がとても上手かったです。表情も含めて、客席からどう見えるかを意識したパフォーマンスでした。
すでに日本ではデビューして、アイドルとして劇場で活動してきた蓄積が、現場評価の舞台でも十二分に活かされたのだと思いました。