BTS(防弾少年団)の「Dynamite」が米ビルボードHOT100で1位になったことを受け、韓国のオンラインコミュニティでは日本のある歌手の偉業にスポットが当たっています。
1日、オンラインコミュニティには「[芸能]防弾がまだ超えていない記録...」というスレッドが立ち、「アジアの歌手がビルボートチャートHot 100で1位を維持した期間、1963年、日本の歌手坂本九の『Sukiyaki』3週連続ビルボードホット100で1位...」との説明で注目されました。
坂本九の「上を向いて歩こう」は、英語タイトル「SUKIYAKI」として、1963年6月15日に、Hot100で1位を獲得、3週間首位を守り続けました。その後、カヴァー曲が80年代、90年代もHot100にチャートインを繰り返し、日本を超えて世界中の歌となりました。
63年5月3日に全米リリースされた同曲は、5月11日付けHot100で79位に登場後、コンスタントに順位を上げ、79位→45位→20位→10位→2位→1位→1位→1位→2位→6位→8位→14位→18位→37位と、8月10日付けまで3か月間14週に亘りHot100にチャートインし続けました。これにより同年のイヤーエンド・チャートでも13位を獲得しました。
「3週連続1位」を強調したスレッドに対し、あるファンは「重要なのは日本語=自国語で1位になったことです」と主張しました。今回のBTSの「Dynamite」は英語詞です。
また、「Dynamite」のビルボード1位は、ファン層の力が大半なので、2週以上1位を望むならその他の一般層の支持も必要だろうとの声もありました。
坂本九の「SUKIYAKI」の偉業を理解したファンは「私たちもダイナマイトの代わりにキムチやビビンバに名前を変えよう!」「次の曲はKimChiでお願いします」「JAL123機墜落事故で亡くなったんです。曲のタイトルも『空を見て歩こう』程度がより似合うようですね」などとコメントしました。
時代背景や様々な条件は違うものの、坂本九もBTSも何十年に一度しかありえない偉業であることに変わりありません。アジア人としてはどちらも同じように誇らしいことです。