中国のサバイバルオーディションが再び動き始めたようです。
今年上半期に起きた「青春有你3」のファンによる「投票権獲得」のための牛乳廃棄問題により、反食品浪費法に違反するとして中国のサバイバルオーディションは全面中止になっていました。
「青春有你3」は最終デビューグループの発表直前にして、プログラム収録が停止する厳しい状況に追い込まれ、連動してすでにオーディションを開始していた「創造営2022」までもが、制作中止となり、多くのファンが落胆の色を示していました。
「創造営2022」は4月には広州でオーディションを開始し、次回作に向けて着々と準備を進めていた中で事件が起こり、5月にはオーディションを停止すると発表がありました。
もうこれで、中国のサバイバルオーディションは二度と観ることができないものと、ファンはあきらめていました。
ところが、最近になって中国のWeiboに興味深い投稿がありました。
それによると「幅広いネットワークと強いバックグラウンドを持つ勇敢なテンセントは、来年もガールズグループのオーディションに向けて準備を進めています。事務所はすでに練習生を次々と面接に派遣しています。」とのこと(鹅厂はテンセントの愛称)。
中国の動画配信サービス・テンセントビデオは「創造営」シリーズの制作会社のため、中断されていた「創造営2022」のオーディションが再び始動したものとみられています。
「黒怕女孩」はテンセントビデオが制作するコンペティション番組で、ジャクソン(GOT7)、イーコー・ツェン、Vinida、Masiwei、タン・チーケイといったアーティストがゲストプロデューサーとして参加しています。吉田凜音は番組に唯一の日本人として参加し、ほかのメンバーと共同生活を送りながらラップで競い合っています。
テンセントビデオは問題が起きた「青春有你3」とは関係していないため、プログラム制作の一時停止はあったものの、完全な中止には至っていないようです。
吉田凜音は「黒怕女孩」の収録のため、現在も中国に滞在中とみられ、そのことがテンセントビデオ制作のプログラムは今後も続行することを示している可能性があります。
以上のことから、同じくテンセントビデオ制作の「創造営2022」のオーディション再開の投稿は、信憑性が高いものとみていいかもしれません。5月には、ほぼ絶望感しかなかった中国のオーディションプログラムに、うっすらと微かな明かりが見えてきました。