HYBE X SOURCE MUSICの新ガールズグループについて、あることが話題です。
10月12日、HYBE LabelsはGrimper Inc.のグループカテゴリーに、名称「LESSERAFIM」を商標登録しました。
ファンの多くはこれをHYBEの新しいガールズグループの名称と捉え、中でも宮脇咲良とキム・チェウォン、ホ・ユンジンのHYBE X SOURCE MUSICの新ガールズグループ名だとする声が高まっています。
Les Serafim、基本的には「The Angels」の意。
セラフィム(熾天使)とは、数多く存在する天使の中で最も位階の高い天使であり、神に一番近いとされている天使で、「熾」という字が表す通り、体が炎に包まれるほどの情熱と愛を有しているため、熾天使と呼ばれるようになりました。
熾天使は翼を全部で6枚有しており、2枚で天を駆り、残り4枚でそれぞれ顔と脚を隠している姿が特徴。神の次に汚れなく清らかな存在なので、一介の天使たちは熾天使に直接接触することが許されていません。
また、神に反逆して悪魔の王となった「ルシファー」は、堕天する以前は元々この熾天使であり、他よりも美しく12枚の翼を有していました。
【セラフィム(熾天使)=天使長ミカエル、ウリエル、ルシファー(サタン)】
熾天使はミカエル、ガブリエル、ラファエル、ウリエル、メタトロン、ヨフィエル、サドキエルの7体とする説もあり、このことから新ガールズグループは7人との見方もあります(6枚の翼から6人との意見も)。
日本のアニメに精通したパン・シヒョクPD
HYBEの創立者パン・シヒョクPDは熱心な日本のアニメ通で知られています。新作が出れば内容について日本在住の知人に問い合わせるほどで、その影響らしきものがHYBE関連コンテンツにも随所で見られます。
(Plus Global AuditionはBigHit X Source Music主催で2019年に開催されています)
(アニメ化されたBTS)
この観点から「セラフィム」のワードを調べてみると、日本のある興味深いコンテンツに突き当たりました。
「セラフィムコール」は、1999年10月から12月にかけてテレビ東京系にて放送されたアニメ。この作品は、ヒロイン11人が2010年に体験した出来事をオムニバス形式で紹介するという形がとられていて、最終話ではヒロインたちが一堂に会します。
「セラフィムコール」には「2010年11少女物語」の副題が与えられており、ヒロインたちには同年代の男性との恋愛要素がほとんどないのが特徴。また、ヒロインたちの年齢層は中学1年生の少女から26歳の女性教師までと幅広くなっています。
さらに、アニメの前身である誌上ゲームでは、ヒロインを「α」「β」の2班に分けて隔月連載のローテーションを組むという斬新な試みが導入されていました。
仮に「Les Serafim」の由来を「セラフィムコール」とするなら、新ガールズグループは11人編成でひとりずつ紹介され、最後に全員が合一。またメンバーを2班(ユニット?)に分ける…というような、何か特徴的なスタイルがとられるのかもしれません。
ですが、「織天使」あるいは「セラフィムコール」のどちらにしても、HYBEが商標登録した名称の「LESSERAFIM」が新しいガールズグループのものである前提での話です。
現時点ではあくまで、推測で楽しむレベルであることをご了承ください。