過去2年間にわたりお休みしていた「K-POP ガールズグループ楽曲大賞」を開催します。
2018年はGFRIENDの「Memoria」でその後、2019年は「該当曲無し」、2020年はコロナ禍もあって、ラインナップが少なく「中止」でした。
No.5 Billlie - Snowy Night
新ガールズグループのプロジェクト立ち上げから、足掛け2年を要した末についにデビューに至ったBilllie。Girls Planet 999で最終10位と大活躍したション(キム・スヨン)が合流した高速カムバックでリリースされたのがこの曲でした。
70年代から80年代にかけてのAORやCityPopを思わせるムーディーなナンバーで、目を閉じて聴いているとアイドル曲とは思えないほどに洗練されたアーティスティックな楽曲です。ユン・ジョンシンPD率いるMYSTIC STORYでしかあり得ない音楽で、これがそのままBilllieの独自性にもつながっています。
No.4 TWICE - The Feels
すでにK-POPガールズグループでは頂点を極めたTWICEが、満を持してリリースした全編英語詞によるアメリカ・デビュー曲。少しレトロな雰囲気のあるキャッチーなダンス曲で、16ビートを強調したファンキーさも特色です。
ナヨンは近年、発声に厚みと強さが加わり、ジヒョとどちらをメインボーカルと言っても遜色ないほどになってきました。もはや大御所の貫禄さえあるTWICEの余裕のパフォーマンスも見どころです。
No.3 NiziU - Take a picture
韓国のファンも良く言っていますが、JYPパク・ジニョン代表はNiziUの作曲になると、いつにも増してインスピレーションが冴えています。「Take a picture」はそれが特に顕著な曲で、NiziUの過去のタイトル曲史上、最もパーフェクトな作品でした。
No.2 TRI.BE - The Bha Bha Song (We Baby Bears Theme)
アメリカのテレビアニメ「We Bare Bears」のスピンオフ「We Baby Bears」(2022年1月1日放送開始)のテーマ曲。子供向け番組のテーマ曲だからと侮れないクオリティの高さで、特にBメロが流れると70年代のアメリカに連れ去られるようないい気分になります。ビルボードのメインチャートにランクインしても何らおかしくない作品です。
No.1 LOONA - HULA HOOP
トップバッターのヒジンがソロデビューしたのが2016年10月のこと。あれから、それぞれのソロデビュー、ユニット、完全体デビューなどの変遷を経て、2021年11月についにリリースされた日本デビュー曲です。初期からLOONAを追っているファンであれば、どこかノスタルジックな気分になるような曲調で、MVでもそれに倣うかのように、各メンバーが自身のソロデビュー時の衣装などを再現していました。
近所のドラッグストアで、この曲が店内BGMとして流れた時には「Hulalala...」と思わず一緒に口ずさんでしまいました。LOONAが韓国デビューした当時には、まさかこんな日が来るとは思ってもみませんでした。最高の日本デビュー曲です。
特別編 【SNH48】TEAM HII - Sweet Trap(影)
準備期間に一年を要し、今年7月に初演が開幕したSNH48 TEAM HIIの新作オリジナル公演の挿入曲。2016年に日本のAKB48グループと袂を分かって以降、独自路線を進めてきたSNH48の集大成とも言える楽曲です。K-POPの影響を受けつつも、中国ならではの気品や色香が出ているのがいいです。グループの代表曲になっていくと思います。