久しぶりにガールズグループのガチのボーカル対決を堪能できるプログラムでした。
5日に放送されたMnet「Queendom2」では、各グループのボーカルメンバーたちによる、3チームのボーカルコンテストの模様が公開されました。
蝶の少女 (exo) - チーム太陽と月
今月の少女キム・リプ、ジンソル、チュ、ハスル +Kep1erチェヒョン、ヨンウン
私の手を握って (IU) - チーム宇宙を抱く銀河
宇宙少女ヨンジョン、スビン+VIVIZウナ
私の思春期に (BOL4) - チーム33
Brave Girlsミンヨン+ヒョリン
最近流行りのガールクラッシュ系は、ボーカルをじっくり聞かすよりもダンスの見栄えとラップのカッコよさを前面に出すケースが多く、何より音楽をしっかり聴きたい者にとっては物足らなさが残ることも少なくありません。
その点、昨夜のボーカルコンテストは、ダンスもラップもない真っ向勝負のボーカル対決で、K-POPの醍醐味のひとつであるダイナミックなボーカルを存分に楽しめました。
今月の少女とKep1erのミックスチームは、ビジュアルの良さとボーカルスキルの高さの両面で観る者を満足させてくれました。今月の少女の場合、12人という大人数のため普段目立たないメンバーにもスポットが当たったのがよかったです。
宇宙少女とVIVIZのミックスチームは、ヨンジョンの圧倒的な"THE メインボーカル"なパフォーマンスが強烈でした。6年前、放送開始後しばらく苦戦していた「PRODUCE 101」のミッションで、少女時代をカバーしたチームのメインボーカルとして突き抜けるハイトーンを聴かせたシーンを思い起こしました。あそこから番組の形勢は一気に逆転しました。
韓国のファンはアン・ジヨンでなければBOL4の曲は成立しないと否定的でしたが、私はこういうタッチも新鮮でわるくないと思いました。ヒョリンとミニョンのような実力者でなければ成り立たないステージです。
特に弱音から強い音まで自在に声をコントロールするヒョリンの表現は別格で、ひとりだけレベル違いの人が混じっているような印象でした。シーズン1のボムもそうでしたが、こうした実力ある先輩が共演の後輩に与える影響は計り知れないと思います。
「QUEENDOM」はサバイバルではないので、参加グループがプログラムを通じて魅力を再発見されたり、他グループとの交流の中で成長することも大事な点です。残された放送を通じて、さらにメンバーたちの新しい一面が見れることに期待したいです。