注目のアーティストRina Sawayamaに、いよいよ大ブレイクの予感です。
英国・ロンドンを拠点に活動するシンガーソングライター Rina Sawayama (リナ・サワヤマ)が、9月2日リリースの新アルバム『Hold The Girl』から先行シングル「This Hell」を公開しました。
しかし、新曲「This Hell」には、そのどれとも違う響きがありました。音楽のスタイルとしては、少し前の時代のロックスタンダードを彷彿とさせるものの、ただのレトロ趣味ではない、古き良きものに対する敬意あるリスペクトを感じました。
特にほど良く歪んだギターのリフは、60年代の王道ロックのようで、まずそこに耳が惹きつけられます。その後のコードの展開やメロディの運びも、最新の音楽に慣れた耳にも気にならない洗練されたもので、全体に音楽に対する根本的なセンスの良さを感じます。
今年デビューした日本のガールズグループではXGがすばらしく、日本人としてやっと海外に胸を張れるアーティストが出たと書いたことがあります。
まったく同じことが、Rina Sawayamaについても言えます。今度の彼女は今までとは何かが全く違います。ついに自分のスタイルのぶれない軸をつかみ、それにより生まれた自信が漲っているかのようです。
そう遠くない先に、多くの音楽ファンに知られる存在になるのは間違いと思います。