女性アイドルグループのここまで本格的なロックを聴くのは初めてかもしれません。
カムバックしたばかりのガールズグループBilllieが、新曲「RING ma Bell (what a wonderful world)」MVのPerformance ver.を公開しました。
通常、ガールズグループがロックをやる場合、ポップで軽快なものになるか、あるいはメロディアスで短調の曲になることが多いですがBilllieは違いました。
ロックの王道をいくブルースのコードを基本とした伝統的なスタイルが貫かれていて、まるで男性のハードロックバンドを聴いているような気分になります。アイドルではない女性のロックバンドでも中々聴けないような、骨太でモノホンのロックサウンドです。
K-POPのガールズグループには様々な音楽スタイルがあるものの、こういうタイプの楽曲は記憶にありません。もちろん、いわゆるガールクラッシュとも全く違っていて、Billlieが新曲で新たな地平を切り開いたと言っていいようです。
個人的には普段はロックを聴く機会が多く、最近の女性歌手ではRina Sawayamaやウクライナのダリア・ザリツカヤなどが好きなので、Billlieのこの新曲もそれらと並んでお気に入りになっていきそうです。
一方でBilllieは、他のアルバム収録曲では「RING ma Bell」とは全く違うタイプの音楽を聞かせています。ジャンルに縛られない洗練されたセンスの良さがBilllieの特色です。
MYSTIC STORYという本格派アーティスト専門の事務所にハン・ジョンスPDという才人が加わった結果、Billlieを通じてこれまで聴いたことのない新感覚のガールズグループ楽曲が次々と生み出されています。