平手友梨奈がHYBE JAPANに移籍しました。
このニュースを知ったときに、私はとても驚くと同時に、ひとつの疑問を感じました。「なぜ、韓国の企画会社であるHYBEなんだろう?」と…。
例えば宮脇咲良の場合、予てよりRed Velvetを始めとするK-POP好きで知られていました。またPRODUCE48出演、そしてIZ*ONEでの活動と、HYBE傘下のSOURCE MUSICとの契約に至るいくつもの伏線がありました。
たしかに、2020年にリリースされた平手友梨奈のソロデビュー曲「ダンスの理由」は、それまでのグループ(欅坂46)での活動を、よりアーティスト志向にシフトアップした内容で、FNS歌謡祭でのステージをここでも記事に書いた覚えがあります。
ですが、その時の印象ではそれがK-POPに直結するような感覚はなく、今後は本格志向のソロ歌手として、こうした路線でやっていくんだなと思って観ていました。
ところが、今回のHYBEとの契約を知り、平手友梨奈の過去のソロワークスをYouTubeで観ていた中で、2021年にリリースされた2ndシングル「かけがえのない世界」を初めて知り考えが一変しました。
「かけがえのない世界」は「ダンスの理由」とはまったく違うタイプの曲で、楽曲、ダンス、MVのいずれもが、よりK-POP・洋楽に近いスタイルでした。
また、この曲のMVに観る彼女はいつになく笑顔が多く、演出と言うより自身が心から楽しんでパフォーマンスしているのが伝わってくるかのようです。
前作に続き作曲にも参加していることも見逃せないポイントだと思います。「かけがえのない世界」は楽曲としてシンプルにとても魅力的です。
「かけがえのない世界」のMVを観ていると平手友梨奈がHYBEを選んだ理由、そしてHYBE JAPANが新レーベルの第一弾アーティストとして彼女を選んだ理由がわかる気がします。おたがいが求めるものが合致したのだと思います。
平手友梨奈が新たな所属先でどのような作品をリリースしていくのか興味が尽きません。また、新レーベルから今後出てくるであろう他のアーティストにも期待したいです。
【平手友梨奈】NIKE WMNS NSW CIRCA【atmos pink】