ITZY「Algorhythm」Music Video K-POPガールズグループの日本オリジナルシングルというと以前はガッカリすることが少なくありませんでした。けれどもEXIDの頃からでしょうか?韓国オリジナルに引けを取らない洗練された楽曲が多くなってきて、今ではむしろ楽しみのひとつになっています。ITZYの日本3rdシングルとなるこの曲も一聴して引き込まれ、もう何度もリピートしています。特にブリッジ(Bメロ)の展開が音楽的にも聴き応えがあり、続くJust the Two of Us進行のサビもわかっていてもやられてしまいます。ITZYの日本オリジナルはここまでハズレがありません。



2018-01-23

SNH48が生まれ変わった!AKB48グループから離れ独自路線を展開中…作曲にイダンヨプチャギ、プレゼンターにPSYを迎えオール韓国人スタッフでK-POPよりに変貌


SNH48が今、面白いです。SNH48は2016年にAKB48側と運営に関してトラブルがあり、以降はAKB48グループとは袂を別ち、脱退して独自の路線を展開しています。

まず、AKB48の楽曲に中国語の歌詞をつけて歌う基本スタイルを捨て、中国人作曲家のオリジナル曲中心で活動しています。そしてそれらの楽曲は従来のC-POPのイメージからも離れた洗練されたものが多く、強いて言うならむしろK-POPよりになったとも言えます。

事実、人気トップで「4000年にひとりの美少女 キクちゃん」として日本でも知られるジュ―・ジンイ―のソロ曲「等不到你 (Yes or No)」は、K-POPの人気プロデュースチーム「イダンヨプチャギ(Double Side Kick)」が作曲・編曲を担当しています、Secret ジウンが歌っても似合いそうな、旋律も美しい佳曲です。ジュ―・ジンイ―のソフトな声にもマッチして、音楽として聴いていて充足感のある逸品です。






2017年のSNH48楽曲大賞の「Don't Touch」は、洗練されたサウンドが魅力のR&B系ミディアムバラードで、「Yes or No」にも通じる都会的なオシャレ感があります。個人的にはSNH関連の楽曲で最も好きです。




ジュ―・ジンイ―の本領はバラードにあります。2016年のソロデビュー曲「每一天」では、スケールの大きなバラードで持ち前の美声を響かせています。これだけのビジュアルと歌唱力を兼ね備えた人材は、K-POPでさえも、あまり思い当たらないかもしれません。



(追記… ジュ―・ジンイ―は2017年12月15日に、SNH48卒業と、個人事務所の設立を発表しました)



SNH48は現在、人気TOP3のホァン・ティンティンが、中心的なメンバーのひとりとして活躍しています。ハロプロの工藤遥を思わせるようなルックスで、パフォーマンスではシャープな切れ味も感じさせます。ステージ映えがよく、タレント性があります。








リー・イートンはジュ―・ジンイ―に次ぐ人気で、2017年の総選挙ではジュ―・ジンイ―27万票に対して24万票と肉迫しています。奔放な言動とキャラクターから「SNHの指原」との異名を持っています。また、最近では「PRODUCE48」への参加がまことしやかに囁かれ、海外ファンのうわさが絶えません。さらになぜか、LOONA12番目のメンバーとする説まで出回っています。2017年にBlockBerryが中国へ視察に来たというのです。真相はわかりません。







SNH48は派生ユニットも魅力的です。現在、ガールクラッシュ系の「7SENSES」と清純系の「Color Girls」が活動しています。どちらの楽曲も、ただのアイドル曲では片づけられないクオリティの高さを感じさせます。運営側はライナーに「SNH48は単なる若い女の子のグループではなく、ただのアイドルのコンセプトでもありません。彼女たちは音楽のユニークなスタイルを持つ、アイドルの新世代の代表です」と記しています。


7SENSES








7SENSESは韓国でトレーニングされ、韓国の作曲家から楽曲提供を受けています。音楽ビデオも韓国の監督が撮影で、スタッフはすべて韓国人とのことです。ただ、それだけにデビュー曲がNCT127の「消防車」に似ているといった指摘も受けています。今後はもう少し、中国のグループならではのカラーも加味してほしいところです。とは言え、これがかつてAKB48グループの一員だったという事実には驚くばかりです。



Color Girls




メンバーの可愛さはもちろんですが、私はむしろバックのクールなサウンドに最初に惹かれました。イントロはファンキーでとてもアイドル曲が始まるとは思えません。そして、サビ頭に続いてAメロが始まると、いきなり都会的に転調してハッとさせられます。大サビの高揚感も秀逸で、AKBというよりハロプロの曲に近い気がしました。日本に来たら間違いなく人気が出そうです。


フェイ・チンユェン…将来のSNH48を担いそうな逸材です。APRILジンソルに似てる?





… 最後に、SNH48がK-POP寄りに路線変更し、独自の道を歩み出したことを象徴するカットをご紹介します。




2016年のSNH48選抜総選挙で1位を獲得したジュ―・ジンイ―に、プレゼンターとして登場した「世界のPSY(サイ)」が王冠を授ける場面。何気なく観ていた私は思わず「えっ!?」と声を出してしまいました。このあとに、二段横蹴りプロデュースのジュ―・ジンイ―のソロ曲を見たり、K-POPそのものの7SENSESの動画を見て、現在のSNH48が完全に新たな方向に舵を切ったことを知りました。

選抜総選挙やリクエストアワーなどのAKB48のライセンスは借り受けながら、音楽面では独自路線を進んでいるようです。このスタイルが本格的にスタートしたのが2017年からなので、今年は更に独自路線を極めてくるかもしれません。




Posted in  on 1/23/2018 by TEN |  

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