平昌冬季オリンピックの開幕を9日に控え、北朝鮮の美女応援団229人が7日午前、陸路で韓国入りしました。北朝鮮の応援団が、国際スポーツ大会で韓国に派遣されるのは、2005年9月に仁川(インチョン)で開かれた陸上アジア選手権以来、約12年半ぶりのこと。
応援団はエリート層を中心に、容姿など厳しい基準で選ばれた多数の女性で構成され、通称「美女軍団」とも呼ばれています。大会期間中は、アイスホッケー女子の韓国・北朝鮮合同チーム(コリア)などを応援します。7日に韓国入りした一行には、北朝鮮オリンピック委員会の関係者やテコンドー示範団らも含まれています。
7日夜には、韓国政府が北朝鮮の応援団などを招いた歓迎晩さん会が開かれました。テーブルに着いた応援団員のグラスに、韓国側関係者がお酒を注ぐ光景も見られました。
一方、6日に韓国の港に到着したものの、そのまま船中で一泊した三池淵(サムジヨン)管弦楽団のメンバーは、7日朝に船から出て韓国に上陸。玄松月(ヒョン・ソンウォル)団長に率いられた団員およそ120人は、8日に公演を行う会場へ向かい、その日は終日そこでリハーサルを行いました。
昼食のため一旦は船に戻った一行は、北朝鮮の旗を胸につけたトレーナー姿で、再びリハーサル会場へ向かいました。楽団員は笑顔で手を振るなど、友好をアピールしました。