早くも、今年のK-POPガールズグループ楽曲大賞(私的)の候補曲が出ました。
2月1日、gugudanはアルバム「Act. 4 Cait Sith」とタイトル曲「The Boots」でカムバックしました。当初のカムバック予定日は1月31日でしたが、アルバムの完成度と音楽、ビデオクリップの品質向上のために1日スライドになりました。
「Cait Sith」は、ケルト神話の妖精で、「ファイナルファンタジー」のキャラクターのひとつとして知られています。タイトル曲「The Boots」は、童話「長靴をはいた猫」がモチーフになっており、童話の中の猫が主人を助けるように、gugudanがファンに力を届けるというコンセプトです。
gugudanの過去3曲のタイトル曲は、個人的には折角のメンバーの魅力が引き出されてないような気がしていました。セジョンやへビン、ナヨンはもっと歌えるし、ハナはもっときれいでカッコいいし、ミナやへヨンはもっとかわいいと思っていました。
もちろん、セリやミミ、ソイなども、過去のソロ曲のビデオなどを思えば、まだまだ魅力を引き出せるはずだと思っていました。
それに私の中ではgugudanというか、Jellyfish Girlsのパフォーマンスとして、どうしても忘れられないものがあります。2016年1月のMnet「PRODUCE 101」にセジョン、ナヨン、ミナの3人が初めて登場した時のパフォーマンスです。
こうした輝きと比較すると、この2年間のgugudanにはどうしても消化不良なものを感じていました。このメンバーならもっとできるはずだと…
こうした渇望感の中リリースされたのが、4作目のタイトル曲「The Boots」でした。直前のダンスティーザー映像からも、何となく今までとは違う空気を感じてはいましたが、いざ全曲を通して聴いてみると期待以上でした。
黒を基調にした衣装で踊るgugudanからは、明らかにこれまでにない、洗練された雰囲気が漂っていました。楽曲も過去3曲に比べてクールで垢抜けていました。特にサビのコードとメロディの感じがスマートでいいです。
そして、セジョンを始めへビン、ナヨンのボーカルラインも活かされ、他のメンバーたちも音楽番組などでステージ映えしていました。やっと、9人のメンバーの魅力が活かされる楽曲にたどり着いたようです。
カムバックごとに、清純系とクール系を交互に繰り返して来たgugudanですが、しばらくは「The Boots」のような路線を続けてもいいのでは?と思いました。この方が、メンバーの持っているポテンシャルも、より引き出されそうです。
一方、音楽番組で披露しているアルバム収録曲「Lovesick」は清楚なバラード曲です。「The Boots」とは好対照の楽曲で、2曲続けて聴くことでコントラストが生まれています。今回は3日に放送されたMBC「音楽中心」のカムバックステージをご紹介します。